5月14日は母の日! 新型コロナが5類に移行となり、今年はお母様との外出を計画している子世代は多いのではないでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~79歳の女性433名を対象に「母の日に関する意識と実態調査」(調査期間:2023年3月28日~3月30日)をWEBアンケートにて実施しました。シニア女性の母の日に対する本音やギフト事情を見ていきましょう。
2022年コロナ禍「母の日」、シニア女性のお祝い事情を調査!
はじめに、コロナ禍だった2022年の母の日について質問しました。すると、全体の69.7%が、母の日に何かをしてもらっていたことが判明。息子・娘で比較すると、息子がいる人(296人)の場合は61.5%、娘がいる人(256人)は75.8%の人が何かしらお祝いしてくれたと回答しました。娘がいる場合の方が14.3ポイント高い結果となりました。
次に、婚姻別に調査してみると、既婚の娘からは76.3%、未婚の娘からは70.5%、既婚の息子からは63.7%、未婚の息子からは49.1%。娘息子がいる場合のいずれも「既婚の子」から何かしてもらった割合が高い結果になりました。
2022年母の日にシニア女性はどんなお祝いをしてもらった?
では、具体的にどのようなことをしてお祝いしてもらったのでしょうか。最も多かったのは8割越えの「贈りもの」。
贈りものの内容は1位「生花」(42.1%)、2位「お菓子・スイーツ」(40.8%)3位「手紙・メッセージカード」(23.3%)という結果でした。その他にしてもらったことを聞くと「LINEやメールのやりとり」「自宅で食事や会話」「外食や買い物など一緒に外出」と続きました。
「LINEやメールのやりとり」という回答から、シニア女性のスマホ普及率の高さがわかります。コロナ禍でデジタルシニアになったシニア女性も多いのでしょう。
受け取り方法を聞くと、「郵送・宅配で受け取った」が多いと思いきや、6割以上が「直接会って、受け取った」でした。
「母の日」に何をしてもらいたい? シニア女性の本音に迫る!
数ある母の日のお祝いの中でも、シニア女性は母の日に何をしてほしいのでしょうか。
最多の回答は「特になにもしてもらわなくてもいい」が最多で35.9%。続いて「自宅で食事など、一緒に過ごしたい」が29.5%、「一緒に外出を楽しみたい」が27.6%でした。何かをしてもらいたいのではなく、「一緒に過ごせる時間を大切にしたい」という気持ちが垣間見える結果となりました。
一方で、欲しいものを自由記述してもらうと「スポーツウェア」「アイドルのグッズ」など趣味のもの、「体重計」「シャワーヘッド」などの生活用品が多く挙がりました。前述した調査結果を物語る「一緒の時間」「相談にのって欲しい」など、モノ以外のリクエストもあります。
子からしてほしいお困りごとサポートについては「スマートホンの操作を教えてほしい」「SNSについて教えてほしい」と時代を感じるものから「床のワックスがけ」「壁紙の張り替え」など住まいに関するものなどさまざま。「新しい言葉を教えてほしい」など若い世代のトレンドに対する興味も見受けられました。
→シニアは何に関心がある?2022〜2023年のシニアトレンドはこちらから
物やグルメ、旅行などいつもよりも奮発したギフトも喜ばれますが、お母様にとっては一緒に過ごせる時間が何よりも幸せを感じるお祝いと言えるのではないでしょうか。いつも家族を見守り、応援してくれるお母様と、今年は昨年よりも長い時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
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