さまざまな川柳コンクールで今、シニア世代からの応募が増えているというニュースを当サイトでお伝えしていますが、近年人気の高い文学ジャンル『ショートショート』(超短編小説)の分野でも、「書き方講座」に参加し熱心に学ぶシニアの皆さんが各地で増えてきたようです。
そんななか、全国のショートショート愛好家が目標とする『坊っちゃん文学賞』の締切り(9月30日)が近づき、主催する愛媛県松山市が改めて作品の応募を呼びかけています。
「脳の活性化」に効果があると言われるショートショート。今年は文学賞にチャレンジしてみてはいかがですか。
高齢者の脳トレに!最年長は91歳!
明治の文豪・夏目漱石の小説「坊っちやん」に描かれた街・松山市では、昭和63年に「坊っちやん文学賞」を創設。歴史が長く、新人作家の登竜門とも言われてきました。
そして、3年前からショートショートの文学賞に衣がえし、今年も4,000字以内の作品を国内外から募集しています。
プロ・アマ問わず応募できるとあって、会社員や学生、主婦などさまざまな人たちが挑戦しています。
誰もが気軽に始められる「ショートショート」は、書く楽しさを感じられるところが人気の理由です。
昨年(前回)の応募者は4,208名(作品数は6,952点)で、そのうち50代以上の応募者が1739名と4割を占め、最年長は91歳でした。
❑令和4年開催「第19回 坊っちゃん文学賞」の公式サイトはこちら(応募締切は9月30日)
4千字に込めた物語の世界がブームに
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【主な募集要項】
⑴募集作品
・4,000字以内のショートショートを募集
〈アイデアとそれを生かした印象的な結末のある作品〉
・テーマは問いません(想像力を作品に生かしてください)
・日本語で書かれ、未発表で筆者自身のオリジナル作品に限る
⑵応募資格
・年齢、職業、国籍、プロ・アマは問わない
⑶応募の方法と期間
・応募方法はインターネットまたは郵送による
・応募期間は令和4年5月1日(日)~9月30日(金)
⑷審査員
・田丸 雅智氏(ショートショート作家)
・大原 さやか氏(声優、ナレーター)
・山戸 結希氏(映画監督)
⑸賞
・大賞(1名):賞金50万円
・佳作(5名):賞金10万円
⑹発表・表彰式
・結果発表と表彰式は令和5年2月を予定
・大賞作品は雑誌「ダ・ヴィンチ」に掲載
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【審査員長 略歴】田丸 雅智(たまる まさとも)
1987年、愛媛県松山市生まれ。松山東高、東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。
現代ショートショートの旗手として執筆活動に加え、全国で創作講座を開催するなど幅広く活動。
著書は「海色の壜」「おとぎカンパニー」など多数。
この記事と画像の出典:愛媛県松山市 公式サイト
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