【実感年齢白書2022発表】実際とは別に自分で感じる「実感年齢」、若い県ランクは3位大阪・2位高知、1位は?

年齢に対する意識を全国1万人調査で明らかにした『実感年齢白書 2022』が先週、発表されました。

『実感年齢』とは「実際の年齢とは別に、自身で感じている自分の年齢」のことです。

今回の調査によれば、シニアとお年寄りの2つの呼び方はイメージする年齢で11.5歳の差があること、実感年齢が若い県ランキングでは関西が優勢など、日本人の年齢意識について興味深い結果がこのほど判明しました。

実感年齢が若い県ランク、関西が優勢!

この「実感年齢白書2022」は健康関連事業のサントリーウエルネス(東京・港区)が1月26日に公表した調査レポート。

全国20~79歳の男女10,894名を対象に昨年12月中旬、インターネットでアンケートを行い、取りまとめたものです。

同社ではこうコメントしています。
「実際の年齢にしばられることなく、自身の体力・気力・見た目から感じられる年齢で生きることが、これからの人生100年時代を若々しく、充実したものにしてくれるでしょう」

【本調査のポイント(抜粋)】
1.イメージする年齢はシニアが61.6歳、お年寄りが73.1歳と11.5歳の差
2.「何歳になっても学び直したい」70代が全世代でトップ
3.実感年齢が若い県ランキングは1位和歌山、2位高知
4.60~70代で実感年齢の若い人はデジタルリテラシーが高い

🔳以上4つのポイントの詳細は次の通りです。

1.イメージはシニアとお年寄りで11.5歳の差

以下の呼び方についてイメージする年齢を質問したところ、結果は―。

〇「シニア」平均61.6歳
〇「おじいさん・おばあさん」平均69.0歳
〇「お年寄り」平均73.1歳

最大で11.5歳もの差があり、それぞれのイメージは大きく異なるようです。

2.「何歳になっても学び直したい」70代が全世代トップ

“何歳でも大学で学び直せるような社会になってほしいですか”と質問したところ、結果は―。

全世代平均は65.8%ですが、なかでも70代は世代別で最も高い70.5%でした。
70代の人たちは「いくつになっても学び直しや新しいことに挑戦したい」という意欲があるのです。

⇒【低ストレスで過ごしたい】シニア世代のストレスが少ない都道府県ランキング

3.実感年齢が若い県は1位和歌山、2位高知

実際の年齢とは別に、自身で感じている自分の年齢が「実感年齢」。

この実感年齢で都道府県をランキング化したところ、第1位は和歌山県(-3.51歳)、2位は高知県(-2.81歳)、3位大阪府(-2.80歳)、4位兵庫県(-2.75歳)、5位鳥取県(-2.67歳)。

トップ5すべてが関西から西のエリアでした。

第1位「和歌山県」

全国平均より「年齢を意識せず、自分が好きな服を着たい」「カラダだけでなくココロの健康も大切」という人が多く、心身の健康バランスが取れていることが実感年齢の若さにつながっているようです。

第2位「高知県」

「パーティが好き」「カラオケで盛り上がるのが好き」という人が多く、友人と楽しむ時間を大切にしていることが、実感年齢に影響していると思われます。

第3位「大阪府」

「自分の個性を主張したい」「主役になれる環境に満足」という人が多く、人との関わりへの関心の高さが、実感年齢にも影響しているようです。

4.実感年齢の若い60~70代はデジタルに強い

「スマートフォンを使いこなしている」「SNS(Twitter・facebook・Instagramなど)を使いこなしている」という項目に対し、実感年齢の若い人は高い人よりも10%以上多かったという結果に。

実感年齢の若い人はより活発に活動し、デジタルアイテムを使っているため、デジタルリテラシーが高いことが読み取れます。

⇒【高齢者世代のアイドル】奇跡の71歳!美貌のシニアユーチューバー上野潤子さんが教える「老化しないためにやるべき10のこと!」

実感年齢若いと生活満足度が高い

【本調査の監修者コメント】京都橘大学 健康科学部 兒玉隆之教授

今回の調査では、実感年齢の若い人は生活満足度も高いことが浮かび上がりました。

実感年齢の若い人に共通するポイントは積極的な外出や人との交流、好奇心など、やりたいことを楽しめる「ココロ」のあり方です。
心身ともに充実している状態が生活満足度を高め、実感年齢を若く保つことにつながるのではないでしょうか。

「実感年齢白書 2022」はこちら

この記事と画像の出典:サントリーウエルネス(株) 公式サイト

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