新たな仕事にチャレンジするシニアのために、東京都が今年も学び直しの場「東京セカンドキャリア塾」を10月から半年間にわたって開講します(受講無料)。
その受講生の募集が今月19日から始まりました(9月10日締切り)。
詳細を見ていきましょう。
〈トップ画像は、2018年10月の第1期開講式で挨拶する小池都知事〉
今年はオンラインコース新設
「東京セカンドキャリア塾」は、自身のスキルや経験を活かしセカンドキャリアを見つけるための新たな学習の場です。今年で4回目となります。(→「セカンドキャリア」とは?)
昨年は65歳以上コース104名、シニア予備群向けコース141名が受講しました。
▲写真は2018年度(第1期)の受講生の皆さん
今年は10月から来年3月までの半年間、次の3つのコースが開講されます。
1.都内在住または在職の65歳以上のコース
2.55歳以上64歳までのコース
3.中高年齢者と企業対象のオンラインコース(新設)
今年は従来の講座に加えて、オンラインコースを新設しました。
このコースでは中高年齢者とともに、企業の人事担当者も対象とし、シニアの活用へ意識改革を促していくことが狙いです。
東京都ではシニア層がやりがいを感じて活動できる場を増やし、生涯にわたって生き生きと活躍できる社会を実現したいとしています。
第二の人生を謳歌するために、セカンドキャリアを形成する高齢者が増えています。高齢者のこれまで培ってきた知見とノウハウは大きな戦力。高齢者を積極的に採用する企業もまた増えています。 (→「セカンドキャリア」とは?) 就労したい高齢者の背中を押す場として作られたのが、東京都主催の「東京セカン...
定員150名、募集は9月10日締切り
■「65歳以上対象コース」の概要
定員:150名程度(1クラス定員25名、全6クラス)(全46講座)
対象:65歳以上の都内在住または都内在勤者
場所:日本大学文理学部(世田谷区)、国際基督教大学(三鷹市)
受講期間:令和3年10月~令和4年3月(6か月)/週1~2回
募集期間:令和3年8月19日(木)~9月10日(金)
選考方法:書類審査・面談等により選考
昨年「東京セカンドキャリア塾」の開講式で受講生代表を務めた高倉成行(たかくらまさゆき)さん(65歳)。今年3月に同塾を卒業した後のキャリアについてお話を伺いました。(→「セカンドキャリア」とは? | おとなの住む旅 用語解説) セカンドキャリア塾の企画・運営担う 東京セカンド...
企業の見学や説明会で就業を支援
【主なポイント】
➊SNSやICT社会、コミュニケーション術、NPO設立など、新たな分野の就業に役立つ講義がある
➋企業見学や企業合同説明会、キャリアコンサルタントによる就業支援がある
➌受講生の交流会、サークル活動など「課外活動」がある
❑問合せ先
東京都 産業労働局 雇用就業部 就業推進課〈電話:03-5320-4664〉
本記事と画像の出典:東京都 公式サイト、「東京セカンドキャリア塾」専用サイト
🔻高齢者のセカンドキャリアに関する記事
東京都は17日、働く意欲のある高齢者(65歳以上)の活躍の場を広げることを目的に、今年も「東京キャリア・トライアル65」を実施すると発表しました。 この事業は働きたい高齢者と、高齢者を受け入れたい企業をそれぞれ募集し、高齢者の希望・能力と企業側のニーズをマッチングさせ、高齢者に派遣...