定年退職をした後、これまでの経験や人脈等を活かし〝起業〟するシニアが今、増えています。
そんなときに活用したいのが、国や地方公共団体等の助成金や補助金です。
特に厚生労働省の〝生涯現役起業支援助成金〟は、ネット上でも「わりと使い勝手がいい」との書き込みが見られます。
第2の人生は思い切って独立開業しよう、と考えている方には必見の情報です!
40歳以上の起業家を支援、60歳以上なら特別に優遇!
この「生涯現役起業支援助成金」は、40歳以上の中高年層の起業家(法人事業主及び個人事業主)を応援しようというもの。
新たに従業員として〝40歳以上の中高年〟を雇用すれば、その募集・採用や教育訓練にかかる費用の一部を助成してもらえるのです。
助成金は、起業した人が40歳~59歳なら150万円、60歳以上なら200万円を上限として支給されます。
いくつになっても働ける〝生涯現役社会〟めざす
いま国がめざしているのは人生100年時代に向けて、何歳になっても働き続けることのできる〝生涯現役社会〟です。
国は定年年齢の引き上げ等で、高齢者の雇用を増やそうとしています。
こうした背景から、生涯現役起業支援助成金は中高年・シニア層の起業を支援すると同時に、中高年層の雇用をさらに創り出すことが最大の狙いなのです。
シニアが起業し、同期のシニアの雇用も創り出す!
【支給額】
❑助成金は雇用にかかる費用に対し、次の割合で支給されます(年齢は起業時)。
➊起業する人が60歳以上の場合➡ 助成率:2/3、助成金の上限額:200万円
➋起業する人が40~59歳の場合➡ 助成率:1/2、助成金の上限額:150万円
【支給の条件】
❑支給要件は、1年間に中高年者を一定数以上(※)新たに雇い入れることです。
(※)
⑴60歳以上の者を1名以上、40歳以上60歳未満の者を2名以上
⑵又は40歳未満の者を3名以上(40歳以上1名と40歳未満2名でも可)
⑶但し、雇用した者の過半数が離職していないこと
【生産性が向上すれば追加で助成】
❑さらに、助成金支給から3年経過した後に、生産性が6%向上したと認められた場合、当初助成額の1/4を別途支給するというインセンティブもあります。
(例:当初100万円支給された場合、その1/4の25万円を追加で支給)
私たちは定年後も夢をもち続けて、イキイキとした人生を送りたいですね。
<本制度の詳細>
生涯現役起業支援助成金
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000115906.html
<問い合わせ先>
各都道府県労働局
http://www.mhlw.go.jp/kouseiroudoushou/shozaiannai/roudoukyoku/
支給申請窓口
http://www.mhlw.go.jp/general/seido/josei/kyufukin/madoguchi.html
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