ペットと共に暮らせる「高齢者向けのペット共生型賃貸住宅」がまもなく2024年2月、東京都内でオープン(入居開始)します。
ペットを飼育できる高齢者向け賃貸住宅はまだまだ少ないですが、今回は「ペット共生型」のスタイルであることが注目の的。特にペット専用設備の徹底ぶりには驚きの声も上がっています。
このペット共生型とは、一般的な「ペット飼育可」とどこが違うのでしょうか。
「へーベルヴィレッジ白鷺2丁目」開業
今月オープンする高齢者向け賃貸住宅は、東京・中野区(西武新宿線 鷺ノ宮駅徒歩4分)の「へーベルヴィレッジ白鷺2丁目」〈貸主:旭化成ホームズ㈱〉。
60歳から入居できる、主にアクティブシニア対象の住まいです。
そのトピックスの一つが「ペット共生型」を採用したこと。
従来の「ペット可賃貸」では“ペットを飼える部屋”は提供できても、入居者(飼い主)はペットを飼わない他の入居者からのクレームなどでストレスを感じることがあります。
一方の「ペット共生型賃貸」はペット専用設備のほか、ペットのしつけや健康、近所づきあいにまでサービスの範囲を広げ、ペットと安心して暮らせる環境づくりを最優先にしているのです。
このペット専用設備には例えば、次のような設備があります。気になる部屋の傷みやニオイにも配慮したものです。
飼い主の傍らにペットの居場所もつくる
❑ペットスペース
「ペットが落ち着ける憩いの場所」を、居住スペースに影響のない収納下を効率良く活用して、設けています。
❑壁クロス見切り
あらかじめ壁クロスを上下で貼り分けることで、傷や汚れがついても張り替え範囲が少なくできる仕様です。
❑足洗い場(屋外)
散歩の後、屋内に入る前に足洗い場で汚れを落とすことができます。入居者同士の何気ないコミュニケーションが生まれやすい設備です。
❑イオン発生機
ペットスペース近くの天井にイオン発生機を設置。微粒子ナノイーを発生させることでニオイを脱臭します。
❑リードフック(屋外)
入居者同士が交流している間は、リードフックに掛けておくことができます。
❑お出かけフック
散歩に出かけるときに便利なフックを玄関扉の脇に設置。強い力が加わるとリードが外れてくれる安全設計です。
社会福祉士等による生活相談や入居者交流会も
⑴所在地:東京都中野区白鷺2-49
⑵入居資格:原則60歳以上
⑶賃貸戸数:10戸
⑷住戸タイプ:1LDK・2LDK
⑸専有面積:44.97㎡~61.64㎡
⑹月額:180,000円~
⑺構造:鉄骨ALC造地上3階建て
⑻各種サービス:
【標準サービス】〇ALSOKによる緊急対応・ライフリズム監視 〇看護師による健康相談(電話)〇社会福祉士等による生活相談(月1回)、家族への状況報告 〇提携医療機関の紹介 〇半年に1回の交流会開催
【選択サービス】〇家事代行サービス 〇訪問介護サービス 〇訪問診療サービス 〇元地活用
この記事と画像の出典:旭化成ホームズ㈱ 公式サイト
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