2023年の新語・流行語大賞が発表され、年間大賞には「アレ(A.R.E.)」が選ばれています。
受賞した新語・流行語の中からシニアの皆さんにご紹介したい言葉をピックアップしてみました。
『蛙化現象』とは
『蛙化現象』とは・・・好意を抱いている相手に対して、手のひらを返したかのように一瞬で冷めてしまったり、興味がなくなったり、しまいには「気持ち悪い」などの嫌悪感を抱いてしまう現象のことを言います。
この言葉は、グリム童話『かえるの王さま』に由来しており、臨床心理学者の藤澤氏が2004年に名付けた心理学用語。
【グリム童話『かえるの王さま』のストーリー(要約)】
王女が大切にしているものを井戸に落としてしまい、助けを求めたカエルと出会う物語。
魔法でカエルの姿にされてしまった王子様が、王女との時間を重ねるうちに魔法が解けて、元の王子様に戻るという内容。
『蛙化現象』は、2020年代になってから若者(Z世代)を中心に使われている言葉です。
『蛙化現象』の症状3つ
ここでは、わかりやすく『蛙化現象』とみられる代表的な症状をいくつかご紹介します。
【『蛙化現象』の症状3つ】
①好意を向けられると拒否反応が出てしまう
②好きな相手とのスキンシップが嫌になったり、会いたくなくなる
③自己嫌悪に陥ってしまう
①好意を向けられると拒否反応が出てしまう
これまで一方的に好きだった相手に対し、好意を向けられて両想いになった瞬間に、相手のことを「気持ち悪い」と拒否反応が出てくる症状です。
②好きな相手とのスキンシップが嫌になったり、会いたくなくなる
両思いだった相手と一緒に過ごしている中で、何かをきっかけに、突然スキンシップが嫌になったり会いたくなくなるといった症状です。
③自己嫌悪に陥ってしまう
蛙化現象が起こった際に、相手に対してのみならず自分に対しても「申し訳ない」といった嫌悪感を持ってしまう症状のことです。
Z世代の『蛙化現象』あるあるTOP10
最後に、Z世代に大人気のキーボードアプリ「Simeji」にて発表された「蛙化現象あるあるTOP10」をご紹介します。
「Simeji」アプリ上でアンケートを実施し、その調査結果をランキング化した内容になっています。
【Simejiランキング】Z世代が選ぶ!!「蛙化現象あるあるTOP10」 ※出典:「Simeji」
第1位:両思いになった瞬間、気持ちが冷める
第2位:こぼれた食べものを口にする
第3位:鼻息が荒い
第4位:映画館で大声で笑う
第5位:赤ちゃん言葉
第6位:鼻毛が出ている
第7位:ストローを口で探す
第8位:ペットボトルの口を全部咥えるようにして飲む
第9位:店員を呼んでも気付かれない
第10位:SNSのアイコンがダサい
『蛙化現象』あるあるTOP10の中には、シニア世代も共感できるものが少なからずあるのではないでしょうか。
2023年新語・流行語に選出されている『蛙化現象』について、ぜひ友人やご家族と話し合ってみてください。
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