超高齢化社会の日本では少子高齢化が懸念されていますが、日本のシニアは意欲的。第二の人生を新しいことに挑戦して充実させようとする人が増えています。社会貢献に注力したシニアも増えているようです。
willbeシニア総合研究所(所長:残間里江子、東京都)は、シニア世代の会員制コミュニティ「クラブ・ウィルビー」(http://www.club-willbe.jp)のメンバーを対象に、『この先の人生をどのように過ごしたいですか? 』という自由記述形式のアンケートを実施。社会貢献をしようとするシニアの想いをご紹介します。
※以下は、353人(40-83歳の男性130人、同女性223人)から得た自由記述回答の内容を分類、分析したものです(アンケート実施日:2017年12月~翌年1月)。
どんなことで社会貢献をしたいの?
353人に『この先の人生をどのように過ごしたいですか? 』と質問したところ、最も多かったのは「プライベート」、その次が「社会貢献」で、どのような形で貢献したいか見てみたところ、次の11項目に分類できました。
将来やりたい(現在やっている)活動内容は以下の通りです。
1.地域社会活動
2.子ども支援
3.シニア支援
4.次世代支援(人材育成)
5.日本在住外国人への日本語指導
6.自分のこれまでの経験を活かせること
7.海外支援
8.ガイド
9.環境問題
10.オリンピック
11.医療系
最も多かったのが「地域社会活動」です。町内会の活動など「地域社会活動」は、自分の生活圏にあるもので最も取り組みやすい活動のようです。また、他者のためだけではなく、自分にとっても快適な生活圏を作りたいという思いもあるようです。地域の方とコミュニケーションをとって知り合いをつくりたいという想いもあるようです。
次に多かったのが「子ども支援」。内容は教育支援がほとんどです。他にも子ども食堂、母親支援(間接的な子ども支援)という記述がありました。また、子ども支援ではありませんが「次世代支援(人材育成)」とい回答も。
「シニア支援」という記述も目立ちました。内容は、介護などの医療系、シニア向けのレクリエーション活動です。「認知症カフェ」という記述もありました。地域や周りで多くなっている認知症の方に対する理解、また自分の勉強のためにも認知症カフェの立ち上げに参加している人もいるようです。
「外国人への日本語指導」と「自分のこれまでの経験を活かせること」と回答した人もいました。「外国人への日本語指導」の他、「ガイド」と回答している人もいて、これまでの語学経験を活かす活動をしたいようです。「次世代支援(人材育成)」については「経験や技術の継承」という内容としている記述が多く、これも「これまでの経験を活かせること」に含めることができると言えます。
「海外支援」への記述は少ないですが、強い想いと信念が特徴的です。低開発国の子どもたちが幸せになれる機会を創りたいなど、世界を視野に入れた社会貢献を語る人もいました。
「社会貢献」といっても、その内容は多岐に渡ります。それぞれが自分の環境や信念のもと、自分ができることで社会をよりよくしたいと思っているのが浮き彫りになりました。
※willbeシニア総合研究所(所長:残間里江子、東京都)は、シニア世代の会員制コミュニティ「クラブ・ウィルビー」アンケート調査より
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