スマホやパソコンなどデジタル機器を使いこなすシニアたち
「デジタルシニア」とは、スマートフォン(スマホ)やパソコン等のデジタル機器を使いこなし、インターネットを通じたコミュニケーション能力に秀でている高齢者のことを言います。
総務省の「平成30年 通信利用動向調査」を見てみると、シニア世代がスマホ等を駆使し、インターネットを大いに活用していることが分かりました。
60代は2人に1人がスマホを使う
同調査によると平成30年(2018年)は、60歳から69歳までの人のネット利用率が76.6%、スマートフォンの保有率も56.2%まで上昇したのです。
なんと2人に1人がスマホを使っています。
デジタル機器は若い人たちだけでなく、今やシニア世代の間でも一気に普及しているのが実状です。
いまシニア世代の日常的なコミュニケーションの手段は、モバイル端末になりました。
携帯電話とスマートフォンを合わせると、60代の人たちの約9割が利用するほどになっています。
地図や天気、ニュースのほか、動画投稿サイトも楽しむ
そんなシニア世代は、インターネットをどのような目的や用途で利用しているのでしょうか。
用途として多いものを順番に見ていきます。
まず電子メールの送受信に始まり、地図・交通情報(無料のもの)、天気予報(無料)、ニュースサイト、ホームページやブログの閲覧・書き込み又は開設、辞書サイト、商品・サービスの購入、無料通話アプリやボイスチャット、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、動画投稿サイトなどです。(→「SNS(エスエヌエス)」とは)
もはやインターネットがなければ、日常生活がままならないとも言えるでしょう。
このような「デジタルシニア」は消費行動が活発なうえに、流行に対する感度が高く、社交的であるという調査結果もあります。
人生100年時代、私たちは第2の人生をインターネットでより一層豊かにしていきたいものです。
出典:総務省「平成30年通信利用動向調査」➡ https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05b1.html
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