
毎日を少し軽やかに、少し前向きにするきっかけになるのは、時にたった一言の「言葉」です。
今回は、世代を超えて響く名言・言葉を、日常の励ましとして活用できるように、わかりやすく紹介します。
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①文豪 夏目漱石の言葉

最初にご紹介するのは、文豪・夏目漱石の言葉「則天去私(そくてんきょし)」です。
この言葉は、「天に則り、私を去る」という読みに基づき、「私心・我執を捨て、天・自然の法則に則って生きる」という意味で、漱石が晩年に理想とした人生観とされています。
「自分中心の思いを離れ、もっと大きな流れ・自然や周囲と調和して生きる」ことを示しています。
高齢になった今、「我を張らず」「毎日一点ずつ私を軽くしていく」姿勢が、心を軽くしてくれます。
長年走り続けてきた分、役割や責任も増えて、時には疲れを感じることもあります。
そんな時は、「自分を少し離して」「自然のリズムに身を任せて」みることで、肩の荷が軽くなるのではないでしょうか。
②詩人 相田みつをの言葉

続いて、ご紹介するのは、詩人・相田みつをの言葉「つまづいたっていいじゃないか 人間だもの」です。
詩集『にんげんだもの』の中でも特に親しまれている言葉で、「つまづく=失敗・挫折」を、人間として自然なことであると肯定しています。
「人間だもの」という語感が、無理しなくてもいい、ありのままでいいという安心感を与えます。
長年の人生において「できなかった」「あの時もっと…」と振り返ることがあるかもしれません。
でも、この言葉が教えてくれるのは「つまづいたことが悪いわけじゃない」ということ。むしろ、つまづいた分だけ、人生の深みが増しているのです。
③歌手 美空ひばりの言葉

続いて、ご紹介するのは、歌手・美空ひばりの言葉(フレーズ)で「悲しみのない人生なんて、ありゃしない」です。
美空ひばりは戦後から活躍し、多くの人の心に寄り添う歌を歌ってきました。
彼女の言葉・歌には、“苦しみも受け入れてこそ豊かな人生”というメッセージが込められています。
「悲しみがない人生なんて存在しない」という前提を受け入れることで、悲しみを「悪」とせず、むしろ人生の一部として肯定しています。
高齢になって経験する「別れ」「失う」ことも、悲しみとともに意味を持つものと捉えられます。
「悲しみもまた、自分の人生を彩る一頁」。その視点が、心を少し軽くしてくれるかもしれません。
日常で“言葉を活かす”ヒント

胸に響いた言葉、心が軽くなった言葉、励ましてくれた言葉は、紙に書いて、目につく場所に貼ってみるのもおすすめです。
家族や友人との会話の中で「この言葉みたいに」と使ってみることで、共有もできます。
今日ご紹介した言葉が、毎日の支えとなり、明日を少しだけ軽やかにしてくれたら幸いです。
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