ブレーカーから始める防災。シニア世代に知ってほしい「感電ブレーカー」とは

阪神淡路大震災から30年が経ち、その矢先に宮崎県で震度4の地震が発生しました。これらを機に、災害対策の必要性を改めて実感している人は多いのではないでしょうか。

災害対策は日頃からの備えが欠かせません。防災アイテムは多岐にわたりますが、その中でも今注目を集めているのが感電ブレーカーです。すぐに取り入れられるのでシニア世代にも自宅に設置してほしいアイテムです。そこで今回は感電ブレーカーについて解説します。

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シニアに知ってほしい防災アイテム「感電ブレーカー」とは?

感震ブレーカーとは、強い揺れ(地震5強相当)を感知すると自動的に電源を遮断する装置のこと。増設タップや電子機器、白熱灯からの出火を防いでくれます。

注目を集めている理由は通電火災の防止です。地震発生後は停電し、しばらくして復旧します。その際にスイッチが入ったままの電気機器が通電状態となり、火災となってしまいます。

地震の停電普及後に起こる火災の原因は電気関係の出火が多く報告されています。阪神淡路大震災では電気火災85件のうち56件が通電火災、東日本大震災では108件のうち過半数でした。

このように、感電ブレーカーは通電状態を防ぐため、地震発生後の火災防止に役立つとして注目を集めています。また、日頃外出する際にも、ブレーカーを落としたり、電気製品のコンセントを抜いたりしなくても、電気火災の防止となるので安心できます。

感電ブレーカーと漏電ブレーカーの違い

感震ブレーカーと漏電ブレーカーはどのような違いがあるのでしょうか。どちらも電気火災を防ぐための装置ですが、その働きに違いがあります。

漏電ブレーカーは、電流が異常に流れた際に作動して電気設備の故障や感電事故を防止します。感震ブレーカーは、地震の揺れを感知して電源を遮断するため、地震発生時の通電火災を防ぐことができます。両者の違いを理解しておくことが重要です。

シニアでも簡単に設置できるものも!感電ブレーカー種類

東京都防災ホームページより

 

感震ブレーカーは3種類あります。それぞれについてご紹介します。

コンセント型

コンセント型は特定機器遮断型と一括遮断型の2種類あります。

特定機器遮断型は、内蔵センサーが揺れを検知して設置したコンセントからの通電を遮断します。しかし、遮断範囲は選択した機器のみと限られています。遮断まで時間はかからず、電気工事は不要です。

一括遮断型は、センサーが揺れを検知して疑似漏電を発生させることでブレーカーを切り、屋内全ての電気を遮断します。遮断までに時間がかかり、電気工事の有無は製品によって異なります。

どちらも価格は約5,000〜2万円です。

簡易型

簡易型は、分電盤にバネやおもりを設置し、地震の揺れによる落下でブレーカーを切る補助的な器具で、屋内全ての電気を遮断します。遮断までの時間は製品によって異なり、電気工事は不要です。価格は3,000〜4,000円程度と安価なため最も取り入れやすいですが、簡易的であるため製品ごとに信頼性にばらつきがあります。

また、購入前には自宅の分電盤の形状を確認しておきましょう。それによって取り付けが難しい場合があるので、自宅に合う製品を選びましょう。

分電盤型

分電盤型には内蔵型と後付け型があります。

内蔵型は、分電盤に内蔵されたセンサーが揺れを検知し、主幹ブレーカーを落として屋内全ての電気を遮断します。

後付け型は、分電盤に感震センサーを後付けするもので、漏電ブレーカーが付帯している場合に設置可能屋内全ての電気を遮断します。

どちらも遮断までの時間に3分程度かかり、設置には電気工事が必要です。価格は5万円〜8万円です。

感電ブレーカーの注意点(デメリット)

前述したように、感電ブレーカーを設置すれば電気火災を防ぐことができますが、注意点もあります。注意点は以下のとおりです。

・導入費用がかかる
・工事が必要なものは時間を設置するまでに要する
・誤作動が起こる可能性がある
・夜間にブレーカーが落ちた場合、真っ暗になる
・集合住宅では意味がないケースもある
・電気供給を遮断するまでに時間の猶予がない製品は即座に照明類が消える

上記の点を踏まえ、自宅に合うものを取り入れましょう。

 

以上、感電ブレーカーについての解説でした。地震への備えは多岐にわたりますが、少しずつでも準備しておくことが欠かせません。感電ブレーカーは製品によっては導入しやすいので、ぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。

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