近年のシニア世代は住み替えを機に移住や二地域居住・二拠点生活を始める人が少なくなりません。その際、いずれの形をとるにしてもどの街に住まいを構えようか悩む人は多いでしょう。
大東建託株式会社は、20代から70代の男女183,727名の男女を対象に集計した「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」を発表しました。これから住み替えを検討しているシニア世代は参考にしてください。
※同ランキングが定義する魅力度とは、実際に住んでいる人々が、住んでいる街についてどれくらい満足しているか、また、住んでいない人々に地域の魅力がどの程度伝わっているかを指しています。
20代から70代に聞いた「街の魅力度ランキング2024」
住みやすさ・食べ物等で福岡県が3年連続で魅力度(都道府県)トップ
同ランキング堂々1位は福岡県でした。なんと3年連続のランクインです。2位は2年連続で神奈川県、3位は東京都(昨年5位)、4位は京都府(昨年3位)、5位は兵庫県(昨年4位)でした。
福岡県は、居住者評価では2位・非居住者評価では1位です。居住者評価では「行政サービス」「物価家賃」で2位の評価を得ています。非居住者評価では「仕事で行ってみたいと思う」1位、「住んでみたいと思う」「住みやすそう」「食べ物がおいしい」で2位、「買い物や飲食、娯楽が楽しめる」の評価項目では3位でした。
3位の東京都は、居住者評価は1位ですが非居住者評価は11位と低め。居住者評価・非居住者評価ともに1位の項目が47都道府県で最も多いものの、居住者評価の「静かさ治安」「物価家賃」などの項目、非居住者評価の「住みやすそう」「自然が豊か」「景勝地や温泉が多い」などの項目に関する評価が低く、街の魅力度としての全体順位を下げています。
観光地としての魅力度(都道府県)トップ3は、今年も北海道・沖縄県・京都府
「観光に訪れたいと思う」の項目1位は北海道。3年連続と絶大な人気です。2位は沖縄県(昨年3位)、3位は京都府(昨年2位)でした。非居住者評価を項目別にみると、北海道は「自然が豊か」「食べ物がおいしい」「景勝地や温泉が多い」で1位、沖縄県は「気候が良い」で1位、「自然が豊か」で2位、京都府は「歴史的建造物・文化財が多い」で1位でした。
茨城県・群馬県・栃木県も魅力度(都道府県)で健闘
上位ではないものの茨城県(居住者評価、非居住者評価ともに37位)最下位ではありません。群馬県は総合29位(昨年33位)、栃木県は総合28位(昨年30位)と、それぞれ順位を上げました。
「街の魅力度ランキング2024」TOP40を発表
街の魅力度ランキング2024<都道府県版>TOP40(項目別)は以下のとおりです。
以上、20代から70代の男女183,727名の男女を対象に集計した「いい部屋ネット 街の魅力度ランキング2024<都道府県版>」でした。これから住み替えを参考にする人はぜひ参考にしてみてください。
▼シニアと住み替えに関わる記事はこちら▼
一人暮らしの高齢者などを賃貸住宅に入居しやすくすることを目的に、NPO法人等の見守りサービスが付いた『居住サポート住宅』を国が新たに創設しました。 民間の家主が安心して物件を貸せるようにすることが狙いです。 この居住サポート住宅の規定を盛り込んだ「住宅セーフティーネット法改正案」が先...
子世帯による呼び寄せによって住み替えするシニアが増えています。ソフト・ハードともに安心できるサ高住やシニア向け賃貸住宅などシニアの住まいの選択肢も広がっています。しかし、今の住まいや今後の住まいについてシニアはどう思っているのでしょうか。 女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメ...