81歳のとき独学でゲームアプリ「hinadan(ひな壇)」を開発した、世界最年長アプリ開発者の若宮正子さん(88歳)。
当サイトでもたびたび紹介していますが、このほど若宮さんは初めて自身の人生を紐解いた痛快なエッセイをリリースし、話題を呼んでいます。
常日ごろ「何歳になっても、とりあえず、やってみよう!」と語りかける若宮さんのポジティブ思考はいま、シニアをはじめ幅広い世代から続々と共感の声が寄せられています。
シニアを元気に!『昨日までと違う自分になる』
若宮正子さんのエッセイ『昨日までと違う自分になる』は、㈱KADOKAWAが6月22日に出版した新刊本。
若宮さんの尽きることのない好奇心と行動力の“源”が伝わる、初めての人生読本です。
小学生のとき学童疎開を経験。戦後の教育のコペルニクス的転回、高度成長期、経済の低迷期・・。
女性の社会進出の黎明期、大手銀行に就職し、管理職にもなりました。
長年にわたる趣味は「海外旅行」。個人旅行が普及し始めた50代の頃からこれまでに、約50か国を訪問したそうです。
『老人だって、昨日できなかったことが今日できるようになる』
そう思うに至った、世界的視野の「生きるヒント」を思う存分に語ってくれます。
「88歳でも発展途上です!」
若宮さんはこう話しています。
『世の中の常識は88年間、ずっとコロコロ変わってきました。だから、やりたいなと思ったら、やってみました。
失敗や、みっともないことがあっても、いいじゃないですか。人生は思うようにいかないから立体的なんですよね。
私は今も発展途上です』
【こんなテーマで執筆しました!】(一部紹介)
〇大人にならざるを得なかった子供時代
〇米国牧師との出会いで、アメリカの裏側を知る
〇堂々宣言。私は「不良介護人」
〇弱者が助かる世の中に
〇たった1通のメールで世界中の注目の的 など
【本書の目次】
はじめに10の質問
第1章 戦争とマーチャン
第2章 働く女の子
第3章 海外旅行は最高!
第4章 88歳、自由に生きる
⇒【世界最年長アプリ開発者 若宮正子氏】「私は、創造的でありたい」Vol.1
世界が注目するポジティブ思考
【若宮 正子(わかみや まさこ)略歴】
1935年、東京都生まれ。東京教育大学附属高等学校(現・筑波大学附属高等学校)卒業後、三菱銀行に入社。58歳頃に好奇心でパソコンを買う。
エクセルと手芸を融合した「エクセルアート」創始者。2016年にアプリの開発を始め、17年に米国アップルによる世界開発者会議に招待される。
現在、デジタルクリエーター、ICTエバンジェリストとして世界的に活躍中。
シニア向けサイトの(一社)メロウ倶楽部理事。NPO法人ブロードバンドスクール協会理事。熱中小学校教諭。
【書籍データ】
⑴書名:昨日までと違う自分になる
⑵著者:若宮正子
⑶定価:1,430円(税込)
⑷発売:2023年6月22日
⑸判型:四六判(208ページ)
⑹発行:㈱KADOKAWA
この記事と画像の出典:㈱KADOKAWA 公式サイト
◪当サイト「おとなの住む旅」では、今回の若宮正子さんのように、現役の元気なシニア世代の皆さんの活躍ぶりを紹介しています。
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