ネットにぎわす「働きたい人がそんなに多いとは驚き!」
日本生命保険が今月16日に公表した、定年退職後の生活に関するアンケートの結果によると、回答者(約7500名)の64%が「定年後も働き続けたい」と希望していることが分かりました。
この調査結果が今週にかけて報道されると、「働きたい人がそんなに多いとは驚き」などのコメントがネット上をにぎわせています。
さっそく、同社が発表した「ニッセイ インターネットアンケート~セカンドライフについて~」を見てみましょう。(→「セカンドライフ」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
「定年後も働き続けたい」が6割(全世代平均)
日本生命保険が先月上旬、保険契約者を対象に行ったアンケートは、20代から70代までの7543人から回答を得ました。
A.「定年後のプランはどのようにお考えですか?」という質問に対しては、次の3つの選択肢が用意されています。
このうち「現在の仕事を続けたい」が38.7%、「別の仕事をしたい」は25.3%で、合わせて64%が働き続けることを希望しました。
❑分析してみるとー
➊全世代平均で64%の人が、定年後も「仕事を続けたい」。
➋年齢が高いほど、「現在の仕事を続けたい」という人が多い。
➌その一方、若い世代ほど「働かずに、違うことをしたい」という人が多い。
➍世帯年収が高いほど、「現在の仕事を続けたい」という人が多い。
➎その一方、世帯年収が低いほど「働かずに、違うことをしたい」という人が多い。
「65歳以降も働きたい」が約7割
次に、仕事を続けたいという人に、B.「何歳まで働き続けたいと思いますか?」と尋ねました。
40%の人が65~69歳と回答し、11.7%の人が75歳以上と答えています。
❑分析してみるとー
⑴全世代平均で68.8%の人が、「65歳以降も働きたい」。
⑵「65~69歳」まで働き続けたいという人が40%と最多。
働く理由は「収入を得るため」が最多
そして、仕事を続けたいという人に、C.「働く理由は何ですか?」と問いました。
❑分析してみるとー
➀定年後に働く理由は、「収入を得るため」という人が最多。
➁70代以降の人は、「収入を得るため」以外の回答が多い。
出典:日本生命保険相互会社「ニッセイ インターネットアンケート~セカンドライフについて~」
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