新型コロナの影響によってあらゆるところで大打撃を受けていますが、この厳しい状況だからこそ生まれる新たなものもあります。介護・福祉の現場において新たなコンテンツが生まれたようです。
松竹芸能株式会社(以下、松竹芸能)は、コロナ禍の介護福祉施設へリモートでお笑いを届けるサービスを開始しました。これまで取り組んできた健康増進事業やオンラインコンテンツ制作のノウハウを活かし、芸人やタレントのリモート出演によって、安心して利用者・事業者双方が楽しめるエンタメコンテンツを提供するとのことです。どのようなものなのか見ていきましょう。
介護事業所と協業!「オンラインお笑いレクリエーション」とは?
松竹芸能はビオネストグループと協業し、介護施設の高齢者と介護従事者を対象に「オンラインお笑いレクリエーション」という取り組みを行っています。ビオネストグループは兵庫県・大阪府を中心に全国で130事業所以上の医療・介護・障がい福祉事業を展開しています。厳しいコロナ禍でも少しでも笑顔を増やしたいという気持ちから始めることにしました。
「オンラインお笑いレクリエーション」これまでの実績
既に「オンラインお笑いレクリエーション」は6月・7月に実施し、300名以上の高齢者を笑顔にしています。
これから主流になる?総勢300名の高齢者がオンラインで集合「バーチャル寄席」
6月3日に実施した「バーチャル寄席」。ビオネストグループが運営する関西圏の14か所の介護施設をオンラインでつなぎ、総勢300名の高齢者をバーチャル空間に集め、落語を中心としたレクリエーションです。最近は客席あっての寄席も、YouTubeチャンネルを開設して発信する形が広がっています。オンラインなら自宅にいながら安心して楽しますね。今後、寄席はオンラインが主流になるかもしれません。
日本初! オンラインで芸人とつながる「在宅オンラインレクリエーション」
「お笑い芸人とコミュニケーション」をテーマに、自宅で外出自粛中の高齢者宅に訪問看護師がタブレット端末を持ち込み、オンラインでお笑い芸人とつながったレクリエーションです。訪問看護と共に笑いを届けました。複数の高齢者宅とデイサービスをつなぎ、総勢30名ほどが参加しました。
このように、オンラインを駆使した高齢者への取り組みが広まっています。医療・介護だけでなく、高齢者で始める人が多い生涯学習でもオンライン化は進んでいます。
第二の人生を謳歌するべく、ボランティア活動やNPO団体の参加、起業をする高齢者が増えています。また、最近は企業も高齢者の採用を積極的にしているところも多いです。豊富な経験と知識は企業にとっても貴重な即戦力となります。 また、生涯学習を始める高齢者も多く、生涯学習の講義を始める大学も...
今後も高齢者の生活を充実させるサービスは益々広がるでしょう。自宅にいながら安心して、楽しめるコンテンツがより充実していくことを期待したいですね。
出典:PRTIMES