「自粛期間の過ごし方」という、まさに時宜を得た調査データが関心を集めています。
ネット広告の㈱ぱどラボが5月29日に発表したアンケート結果ですが、新型コロナウイルスへの不安感などを広く一般の人たちに尋ねています〈5/10~5/14実施〉。
それによると、自粛生活に対する自己評価が高い一方で、緊急事態宣言解除後も引き続き、外出・外食を控えたいという意識が強いことがわかりました。
このアンケートで集まった、50代以上のシニア層の声もご紹介しましょう。
長引く自粛が不安、生活への影響も拡大
新型コロナウイルスへの不安と生活への影響を聞いたところ〈5/10~5/14実施〉、前回(3/10-3/14実施)に比べて不安度・影響度がともに増加していることがわかりました。
特に、感染拡大に「強い不安を感じる」、生活に「すごく影響を感じる」がいずれも約14%上昇。
緊急事態宣言による外出自粛が長引き、日々の生活に大きな影響を及ぼしたことを裏づけています。
「外出も外食もしない!」緊急事態の解除後も自粛が続く
緊急事態宣言解除後の行動については「極力外出しない17%、あまり外出しない57%」となり、合わせると75%の方が外出を控える傾向にあります。
外食は72%(極力外食しない24%・以前より減らす48%)、人と会わない74%(極力会わない15%・あまり会わない59%)と高い割合です。
また、「引き続きマスクを着用する」との声も少なくありません。
宣言は解除されましたが、かつての生活に戻ることはあるのでしょうか?
かつての生活に戻ることはあるのでしょうか?
自粛期間中の自己評価は10点満点で平均7.7点と高く、多くの人が「今回はしっかり自粛できた」と認識しているようです。
また、自粛期間中に新しく何かを始めた人は47%でした。
在宅勤務16%、自宅でできる趣味11%、オンライン飲み会10%が比較的多い回答です。
自粛中に54%の人はTV視聴が増え、無料動画も47%の人が増えたと答えています。
話題の“単語”で説明できるのは?
新型コロナ感染拡大により、聞きなれないワードが巷にあふれました。
その単語を「人に説明できるか」との質問に対し、「ステイホーム87%、3密87%、アベノマスク86%」がベスト3で、以下クラスター80%、PCR検査76%、ロックダウン75%、ソーシャルディスタンス67%、アビガン66%と続きました。
シニア層の生の声(一部抜粋)
質問「外出自粛で良かったことは?」
〇買い物の頻度が減るなど、慎重に買い物をするようになった(60代女性-大阪府堺市)
〇家族の団らんが増えて、子どもも料理をするようになった(50代女性-東京都練馬区)
質問「自粛中に困ったことは?」
〇自由に外出できない。子ども中心になるので、自分の自由な時間が減った(50代女性-大阪府泉大津市)
〇外出時にいろいろと気をつけているので疲れます(50代女性-福岡県福岡市)
質問「緊急事態・自粛で感じたことは?」
〇コロナ後は以前と同じ暮らしではないんだな、という漠然とした思いがある(50代女性-埼玉県上尾市)
〇今までの生活を改めて見直す良い機会になった(50代女性-静岡県浜松市)
【調査概要】
・実施時期:2020/5/10(日)~2020/5/14(木)
・調査対象者:ぱどにゃんこチェックアプリのユーザー
・有効回答数:2,819件
・回答方法:ぱどにゃんこチェックアプリからの回答
・性別:女性1,935(68.6%)、男性884(31.4%)
・年代:30代 733(26.0%)、40代 900(31.9%)、50代 670(23.8%)、20代 263(9.3%)
・就業状況:正社員 1079(38.3%)、パートアルバイト 630(22.4%)、専業主婦 508(18.0%)
出典:ユーザーアンケート企画「自粛期間の過ごし方」(株式会社ぱどラボ)
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