独自に考案した美しい姿勢と歩き方「ポスチュアウォーキング」の指導のため、日本全国を駆けめぐり、多くの人たちに幸せと喜びを届けている素敵な女性、ポスチュアスタイリストのKIMIKO(きみこ)さん〈写真・上〉。
今夏、その人気のレッスンを見学させていただきました。
KIMIKOさんのプロフィール
1961年岡山生まれ、東京・江戸川区在住。2000年にポスチュアウォーキングを考案し、活動を開始する。株式会社THE POSTURE代表取締役、一般社団法人POSTURE WALKING協会理事長、順天堂大学などの外部講師を務める。
レッスンや講演をはじめ、ウォーキングシューズを企業と共同開発するなど活動は多彩。「歩く姿勢が美しくなる本」(中経出版)など著書多数。雑誌・テレビ等への出演も多い。
〝ポスチュアウォーキング〟で心の内まで見つめ直せば、自信が生まれてくる
昼下がりの銀座4丁目。スタジオに入ると、すっくと背中を伸ばした7名の女性たちが軽やかに歩いていました。
ここはポスチュアウォーキング・中級クラスのレッスン会場。受講する皆さんの優雅で張りのあるウォーキングに、圧倒されっ放しでした。
この日レッスンを受けていた佐藤さんは、群馬県から毎月熱心に通っています。
なぜ遠方から駆けつけるのか、聞いてみました。
「頭に障害を負ってしまい、以前はうまく歩けませんでしたが、ポスチュアウォーキングを始めたところ、すっかり歩けるようになったんです」
他の生徒さんたちも口々に、こう話してくれました。
「自分の体(姿勢)を直そうと努力すると、心の内まで見つめ直すようになりました。私の場合は、生きていくうえでの何か自信のようなものが生まれてきましたね」
「私はもともと内気で、人と話すのが苦手だったんです。今は自己肯定感が上がった、というんでしょうか。誰に対しても笑顔で話せるようになりました」
「不思議と、筋力・体力が少しずつ付いてきましたね」
なるほど、皆さんのお話で納得できました。
というのも、POSTURE(ポスチュア)とは英語で「姿勢」ですが、このポスチュアウォーク®は単に「歩く」だけでなく、「心の姿勢」という意味が込められています。
「心と体の両方の姿勢を整えて歩く」ことが、ポスチュアウォーキングなんですね。
シニアの皆様が街なかを元気に歩けば、地域もきっと活性化します!
レッスン終了後、KIMIKO先生にシニア世代へのメッセージをお伺いしました。
「ウォーキングは手と足を大きく伸ばし、目線を上げ、楽しみながら歩くことが長く続けられるコツです。リズム良く歩くと、気持ちが明るくなってきます。
シニアの皆様が街なかを元気に歩いていただければ、地域もきっと活性化すると思います」
■レッスンの情報はこちら➡ 一般社団法人ポスチュアウォーキング協会
■美しい足運びをつくる簡単エクササイズ『ヒップアップ』
手を腰に当て、片足を一歩後ろに引きます。
アキレス腱を伸ばす要領で、後ろの脚のふくらはぎと太ももをピーンと伸ばします。
そして、ニンニクつぶし器でお尻をプレスするかのように、お尻の筋肉をキュッと締めながら続けるのがコツです。
左右同じように行ってください。