独自に考案した美しい姿勢と歩き方「ポスチュアウォーキング」の指導のため、日本全国を駆けめぐり、多くの人たちに幸せと喜びを届けている素敵な女性、ポスチュアスタイリストのKIMIKO(きみこ)さんにお話を聞きました。〈2回にわたり連載します〉
KIMIKOさんのプロフィール
1961年岡山生まれ、東京・江戸川区在住。2000年にポスチュアウォーキングを考案し、活動を開始する。株式会社THE POSTURE代表取締役、一般社団法人POSTURE WALKING協会理事長、順天堂大学などの外部講師を務める。
レッスンや講演をはじめ、ウォーキングシューズを企業と共同開発するなど活動は多彩。「歩く姿勢が美しくなる本」(中経出版)など著書多数。雑誌・テレビ等への出演も多い。
日頃の歩き方を見直し、〝ポスチュアウォーキング〟で若さを取り戻しませんか。
POSTURE(ポスチュア)は英語で「姿勢」を意味します。このポスチュアウォーク®は単に「歩く」だけでなく、「心の姿勢」という意味が込められています。「心と体の両方の姿勢を整えて歩くこと」なのです。
KIMIKOさんは35歳のとき、産後の体型の崩れを克服するためにウォーキングを学び始めたと言います。これにより劇的な全身整形を体験し、やがて独自のメソッド「ポスチュアウォーキング」を構築していきます。
シニアの皆様、背中を伸ばして歩くと生きる力が湧いてきます!
KIMIKOさんはこう話しています。
「すっくと背中を伸ばし、体全部を使って颯爽と歩きましょう。すると、体の底から生きる力が湧いてきます。アイデアもどんどん湧いてきます」
「シニア世代の皆様には、最初は家の中で5ⅿでも10ⅿでも構いませんので、少しずつ歩くことを心がけていただければと思います。歩けば、気持ちがとても明るくなるんです。
姿勢=ポスチュアを意識する瞬間を増やし、人生を精いっぱい生きてみませんか!」
■レッスンの情報はこちら➡ 一般社団法人ポスチュアウォーキング協会
心と体を磨く「ポスチュアウォーキング」の歩き方
歩く前の基本的な〝立ち方〟
顔を上げてあごを引きます。あごと両肩を結ぶ三角形は、その頂点を高く保ちましょう。
目線はいつもより2㎝上をキープしてください。
骨盤は立てるように意識し、頭の重さと重心はかかとに置くような体勢がベストです。
正しい〝歩き方〟は美しい足運びと腕振りがポイント
❶前へ出す脚は膝をまっすぐに伸ばし、かかとから着地します。
手は指先を後ろに流すようなイメージで伸ばします。
❷後ろの足の裏で蹴って、前脚へ体重を移動させます。
背筋を伸ばし、腰を立てる。重心を後ろに置く状態をキープします。
❸かかとから地面に足をつけ、徐々に重心を前へ移動させます。
腕を戻すときは、後ろに流した反動で戻る程度が良いでしょう。
❹後ろに残った足の裏で地面をぐっと押して前進。腕は後ろへ伸ばします。
❺膝は正面に向け、膝とかかとが常に身体の中心線に位置するように歩きます。両ももをこする気持ちで歩くと、がに股にならず美しく見えるでしょう。
< シニアにおすすめ「KIMIKOの歩き方(ウォーキング)教室/第2回」へと続く>