高齢者の日々の生活を題材とし、全国のシニア層を中心に幅広い年代から応募がある「シルバー川柳」(全国有料老人ホーム協会主催)。
2024年の入選作品21点が発表され、入選作21作を含めた傑作川柳を1冊にまとめた『シルバー川柳14』が9月4日に発売されます。
シニア向けの川柳大会が開かれるなど、年々シニア世代を中心に盛り上がりを見せている「川柳」。 江戸川区では、毎年秋の季節に開催される「江戸川区文化祭」内で川柳大会も開かれており、それに向けた川柳教室が無料で参加できるなど、気軽に学べる場所も増えてきています。 今回は、当サイトで紹介して...
応募者は平均66歳、最年長はなんと103歳の男性!
今年で24回目を迎えたシルバー川柳は、12,891句の応募があり、21作品が入選しました。
応募者平均年齢は65.8歳、最年長はなんと103歳の男性で、最年少は10歳(女性)。今年は65歳以上の応募が63.3%(対前年比+0.8%)、40歳未満が6.7%(+0.7%)で、ともに前年より多くなっています。
男女比では、男性が69.1%、女性が30.7%と、昨年に続き女性の応募割合が減少傾向にあります。
2024年入選作品の21句を紹介
時事的なキーワードの見事な詠み込み
■「政治家と「記憶にない」を 競ってる」上條直子(東京都、42歳、女性)
■「モテ期きた ロマンス詐欺が 押し寄せる」わか(静岡県、41歳、女性)
■「チャットより ちょっとは俺に 聞いてくれ」角森玲子(島根県、56歳、女性)
■「孫たちに へいへい渡す PayPayで」なっち(埼玉県、54歳、女性)
ユーモアたっぷり、定番の加齢ネタ
■「食べられん 鰻と寿司は 食べるけど」村松義弘(愛知県、59歳、男性)
■「見つめてる 考えている あら寝てる」郷園和明(福岡県、68歳、男性)
■「食ったよね 食ったはずだが 何食った」上原弘之(群馬県、70歳、男性)
■「行くトイレ 三時四時五時 次何時」飯田栄二(福岡県、62歳、男性)
■「悪いとこ どこでしたっけと 医者に聞く」おたふくまめ(神奈川県、61歳、女性)
社会の変化へのとまどいも作品に昇華
■「時短家電 覚えるまでに 長時間」あおちゃん(東京都、51歳、女性)
■「パスワード みんな違って みんなダメ」ふでりんどう(神奈川県、62歳、女性)
■「ポイントは 貯まらないのか 医者通い」北鎌倉人(神奈川県、62歳、男性)
■「孫の友 どの子の名前も 読めません」我楽多(大阪府、85歳、男性)
■「妻旅行 聞いた途端に 元気でる」一宮幹夫(大分県、77歳、男性)
■「納得の 遺影がなくて まだ死ねぬ」吉村幾子(北海道、74歳、女性)
■「「出席」に 生きていたらの 但し書き」中川潔(福井県、59歳、男性)
■「平均を 超えそうなのは 寿命だけ」五十嵐豊(埼玉県、55歳、男性)
■「脳だけで いいのに増える 顔のしわ」 井川一太郎(東京都、85歳、男性)
■「七回も 転んで起きれる わけがない」相野正(大阪府、74歳、男性)
■「老犬と いたわり合って 散歩する」伊東真(千葉県、69歳、男性)
■「春風に 帽子とられて 杖で追う」田すみ江(埼玉県、84歳、女性)【有老協賞】
⇒ 川柳コンクール『サラ川』ベスト10発表!圧倒的1位は「また値上げ 節約生活 もう音上げ」全世代から共感の声
2024年作品集がポプラ社からリリース!
■書名:シルバー川柳14 ワシだって財布の中はキャッシュレス
■著者:公益社団法人全国有料老人ホーム協会+ポプラ社編集部編
■仕様:126ページ
■発売⽇:2024年9⽉4日(水)
■税込価格:1,210円
■公式サイトはこちら
「シルバー川柳」や「サラリーマン川柳」などさまざまな川柳大会が開催され、年々シニア世代を中心に盛り上がりを見せている「川柳」。 今回は「節約」をテーマにした『節約あるある川柳2024』の入賞作品が発表されましたので、ご紹介します。 日頃の節約の知恵を楽しく共有してもらうことを目的...
国内最大級の川柳コンクール「サラ川」(旧・サラリーマン川柳)の人気ベスト10が先週30日、発表されました。 全国から応募のあった約6万7千句の作品より選ばれ、栄えある第1位に輝いた名句は『増えるのは 税と贅肉 減る贅沢』。 贅沢(ぜいたく)できる機会が減っているにも関わらずなぜか体重は増...
「おとなの住む旅」を運営する㈱イチイ(東京新宿区)では、『高齢者向けビジネス』として住宅分野(施設サービス)を展開しています。
ご興味がある方は、ぜひ下記ボタンよりお問い合わせください。