体調を崩しがちな、季節の変わり目。
なかでも春になる時期に、シニア世代が注意すべきな「春バテ」や「4月病」をご存知でしょうか。
この記事では、春バテ・4月病について、症状・チェックリスト・予防法を紹介します。
まずは、春バテの3大症状から確認していきましょう。
シニアの春バテ3大症状:めまい・だるさ・食欲不振
3月から4月、シニアがなりがちな春バテ。
春バテの代表的な症状は、めまい・だるさ・食欲不振です。
ほかにも、頭痛や集中力・記憶力低下などの症状を感じる人もいます。
4月病とは?春バテとの違いは「疲労感」か「ストレス」か
春バテとあわせて、よく話題にあがる4月病。
春バテは疲労感が中心となる症状ですが、4月病はストレス関連の症状が中心です。
ここで、春バテと4月病の症状を比較してみましょう。
春バテの症状 | 4月病の症状 |
だるさ・疲れ |
ストレス・イライラ 不安感・気分の落ち込み やる気・モチベーション低下 寝つきが悪い・朝起きれない・日中の眠気 体調が良くないと感じることが増えた |
食欲低下やだるさなど顕著な症状以外にも、気持ち面でも影響が出てきます。
春バテとあわせて4月病の症状も理解して、予防対策をしていくことが大切です。
これって春バテ?すぐできるチェックリスト
どのような症状が春バテのサインなのか、チェックリストで見ていきましょう。
【シニアの春バテ症状チェックリスト】
□ 身体がだるい気がする
□ 寝つきが悪くなったと感じる
□ 熟睡できていない
□ 朝起きるのがキツい
□ 日中ウトウトしてしまう
□ ソワソワ・イライラすることが増えた
□ 食欲があまりわかない
なぜシニアは春バテに注意すべきなのか?春バテになる原因
シニアの春バテに注意が必要な理由は、一度体調を崩すと長引きがち・別の病気を引き起こすきっかけになるため。
春バテになる原因を突き詰めていくと、「自律神経の乱れ」にあります。
自律神経である交感神経(=興奮状態)と副交感神経(=リラックス)のバランスが崩れると、体調に影響が出てしまいます。
春は寒暖差が大きい季節の変わり目であるだけでなく、引越し・新生活など変化が多い時期ということもあり、自律神経が乱れがち。
高齢になるにつれて自律神経を含めた身体機能は低下するため、シニアは春バテに注意が必要です。
シニアが春バテを放置すると危険な理由
シニアの春バテ・4月病を放置すると、低栄養・脱水リスクや、転倒・骨折などの怪我につながることも。
また、高齢になると体温調節が上手くできなくなるため、熱中症をはじめインフルエンザにもかかりやすくなります。
シニアの春バテ、効果的な5つの予防法
今からでも始めることができる春バテ予防法は5つあります。
【シニアの春バテ対策・予防法】
- バランスの良い食事(ビタミン・ミネラル豊富な野菜や果物、栄養バランスの良いメニュー)
- 適度な運動(軽い散歩・簡単なストレッチ)
- 質の良い睡眠(寝室の温度・寝具など環境を整える)
- ストレス解消(リラックス・趣味を通じてストレス解消)
- 健康診断(体調不良を放置しない・病気の早期発見)
どれも基本的なことではありますが、改めて気をつけて春バテを防ぎ、健康的な毎日を過ごせるよう対策していきましょう。
春バテ・4月病対策をして、健やかなシニアライフを
シニアならではの春バテ・4月病について、症状・原因・対策を紹介しました。
心身ともに健康で活力あふれる春を過ごすためには、症状・リスク・予防をしっかりすることが大切です。
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