昭和35年にリリースされた妖怪漫画「ゲゲゲの鬼太郎」が、令和の時代に初めてよみがえります。
漫画家・水木しげるの生誕100周年を記念した初の大型展覧会『水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~』が7月8日から2ヵ月間、東京・六本木で開催されます。
今夏のひと時、妖怪が一番の友だちだった時代へ立ち戻ってみるのも良さそうです。
「水木しげるの妖怪 百鬼夜行展」7月8日から
今回の展覧会は水木プロダクションの協力のもと、六本木ヒルズ森タワーの展望台・東京シティビューとNHKなどが主催するイベント。
その主なテーマは、水木しげるの描いた日本の妖怪たちがどのように生まれてきたかを紐解くというものです。
たとえば江戸時代の絵師・鳥山石燕の「画図百鬼夜行」や、昭和初期の民俗学者・柳田國男の「妖怪談義」など、水木自身が所蔵する妖怪関係資料が初めて公開されます。
そして百鬼夜行の名にふさわしく、水木しげるの妖怪画を100点以上にわたって一挙公開。
妖怪研究に没頭し、現代に「妖怪」という文化を根づかせた水木はどのように妖怪と向き合い、描いてきたのかを明らかにする展覧会です。
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なぜ生涯、妖怪を追究し続けたのか?
本展は、次の4章の構成によって展開されます。
【第1章:水木しげるの妖怪人生】
漫画のみならず、妖怪の絵師であり研究家でもある水木は、なぜ妖怪にこだわり続けたのでしょうか。
幼少期に水木の家に手伝いに来ていた「のんのんばあ」にお化けや不思議な話を聞いた境港時代、生死を彷徨った従軍時代、貧困の貸本漫画家から一躍人気漫画家となった時代を通して、その理由を探ります。
【第2章:古書店妖怪探訪】
古書店街を頻繁に訪れていた水木は、そこで民俗学や妖怪に関する書籍を探し、妖怪を描くことにつなげていました。
所蔵の妖怪関連書籍を展示します。
【第3章:水木しげるの妖怪工房】
水木は晩年までに1,000点近くの妖怪を描きました。
妖怪画の創作方法について、「絵師たちから継承」「様々な資料から創作」「文字情報から創作」の3つに分けて紹介します。
【第4章:水木しげるの百鬼夜行】
水木の妖怪画を存分に味わえる章として、「山」「水」「里」「家」のそれぞれに棲む妖怪たちを展示します。
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永眠から7年、今年は生誕100周年
【水木しげる プロフィール】
1922年3月8日生まれ。鳥取県境港市で育つ。
太平洋戦争時、激戦地のラバウルに出征、爆撃を受け左腕を失う。
代表作は「ゲゲゲの鬼太郎」「日本妖怪大全」「河童の三平」「悪魔くん」など。
2015年11月30日没。
【本展覧会の開催概要】
⑴名称:水木しげるの妖怪 百鬼夜行展~お化けたちはこうして生まれた~
⑵会期:2022年7月8日(金)~9月4日(日)※会期中無休
⑶会場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
⑷開館:10:00~22:00(最終入館 21:00)
⑸主催:東京シティビュー、NHK、NHKプロモーション
⑹企画協力:水木プロダクション
⑺前売りチケット料金:一般1,900円、シニア(65歳以上)1,600円、高校・大学生1,300円、4歳~中学生700円
※当日券は前売券よりプラス300円
❑東京会場特設サイトはこちら
この記事と画像の出典:森ビル㈱ 公式サイト
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