岐阜県飛騨(ひだ)市は民間企業の㈱ネコリパブリック(東京・台東区)と提携し、猫の殺処分を防ぐとともに、地域の課題解決をめざすプロジェクト「SAVE THE CAT HIDA」を立ち上げています。
その活動の一環として飛騨市は5月25日、ふるさと納税を通じて社会貢献活動への支援金を募るというクラウドファンディングを開始しました(8月22日までの3ヵ月間)。
そんな猫を愛する人たちからの税金(ふるさと納税)が猫の命を救うという画期的な取り組みに対し、いま全国のペット愛好家から応援のメッセージが続々と届いています。
「猫の命を救いたい!」納税相次ぐ
飛騨市が立ち上げた「SAVE THE CAT HIDAプロジェクト」では、ふるさと納税で集まった資金を元に、市内の猫たちの居場所づくりや保護猫専門病院の設立などに取り組んでいます。
そして、猫の命を救いながら地域の課題(空き家や高齢化の問題など)も解決していくというのがコンセプトです。
飛騨市はそうした事業モデルを全国へ広めるとともに、日本の行政による猫の殺処分がゼロになることを真摯にめざしています。
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全国の応援メッセージが熱い!
飛騨市には全国のペット愛好家から、こんな応援メッセージが(ふるさと納税申込みサイトへ)届いています。
『うちにはノラから養子にした猫が6匹います。一所懸命生きているその他多くの野良猫のためにも、皆様のご努力に感謝します』
『すべての猫ちゃんの命は平等です』
『多くの猫たちに幸せが訪れますように』
『猫を愛する者です。飛騨市の取り組みに賛同します。一匹でも多くの猫たちが猫好きの方と暮らせるよう願って、納税させていただきます』
『猫と地域を共に幸せにするシステムを拝見し、初めてふるさと納税に申し込みました。この取り組みが広がりますように―』
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保護猫シェルターを初公開
こうした飛騨市のプロジェクトの成果として、市内の空き家をリフォームした保護猫シェルター「SAVE THE CAT HIDA シェルター」が、このほど初めて公開されました。
本格オープンは6月下旬頃の予定です。
❑SAVE THE CAT HIDA ガバメントクラウドファンディングの申込みサイトはこちら
この記事と画像の出典:飛騨市、㈱ネコリパブリックの各公式サイト
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