高齢者が自動車の運転免許を返納した後、代わりの移動手段として「電動アシスト付き自転車」を利用する動きが広がってきました。
それを後押ししているのが、電動アシスト付き自転車を月単位で手軽に借りられるシステムが登場したこと。
そもそも、歩きづらくなっても「自転車に乗れば買い物にも行かれます」と話すシニアは少なくありません。
電動の自転車がもっと普及すれば、高齢者の暮らしはより安全で豊かなものになりそうです。
【高齢者におすすめ 電動アシスト付き自転車】1ヶ月からのレンタル始まる
電動モビリティの製造・開発を手がける㈱セリオ(静岡県浜松市)が、電動アシスト付き自転車を1ヶ月からのレンタルで利用できるプラン「ショートク」を始めたところ、発売後この1年ほどで需要が全国に広がっていきました。
電動アシスト付きの3輪・4輪自転車は転倒しづらく、多くの荷物を運べるため、高齢者を中心にニーズが高まっています。
しかし、「購入価格がネックとなってあきらめた」「買ったけど乗らなくなってしまった」などのミスマッチも。
そこで同社は、シニアカーレンタルのノウハウを活かし「短期からの自転車レンタル」を考案したわけです。
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月10,450円から借りられる
➊本サービスの特徴
⑴初期費用なし
配送料や初期点検費用など自転車レンタルで最初に掛かりがちな費用がない。
⑵訪問点検費用が込み
利用中は6ヶ月に1度訪問して無料点検を実施(消耗品は無料で交換)。
⑶契約期間の制約なし
1ヶ月単位でレンタルでき、最低○ヶ月や解約金などの縛りがない。
➋レンタル月額
〇電動アシスト付3輪自転車(ヤマハ発動機 PASワゴン):10,450円(税込)
〇電動アシスト付4輪自転車(協栄製作所 けんきゃくん):14,850円(税込)
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➌サービス提供エリア
同社の店舗・営業所・特約店が、北は青森県から南は四国4県までカバーしています。
なお、安全運転指導員(同社認定)が自宅周辺の道路などで一緒に練習してくれる(安心して乗れるようになるまで)というサポートも付いています。
このレンタルサービスは、電動アシスト付き自転車を「決まった期間だけ使いたい」「面倒な手続きなしで乗りたい」「まずは少しの間試してみたい」といった場合におすすめと言えそうです。
この記事と画像の出典:㈱セリオ 公式サイト
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