50歳以上のシニア世代を専門とする人材紹介・人材派遣サービス業の株式会社シニアジョブ(本社:東京・新宿区、代表取締役 中島康恵)。
同社では「シニアの就職内定者のうち、再応募者が約2割を占めていた」と社内調査の結果をこのほど公表しました。
そして、こうコメントしています。
「なかなか内定が得られない場合でも諦めなければ、内定につながる可能性があることが分かりました」
年齢の壁があるシニア世代の求職者にとって、大変勇気づけられる結果だけに、詳細を見ていきましょう。
複数回応募し内定を得た人が2割
今回の調査によると、2020年5〜7月に内定を得た50歳以上の求職者(同社に登録)について、再応募者の占める割合を調べたところ、19.5%でした。高い割合と言えるでしょう。
再応募者とは、自ら求人情報に複数回応募したり、仕事紹介依頼を行った求職者のことを指しています(再度同じ派遣先で働いたケースは含めず)。
応募回数を見てみると、最も多い人で5回。再応募と業種の間には、明確な相関性はなかったとのことです。
コロナ禍の失業増で、シニアの求職者も増える
なぜ、こうした調査を行ったのでしょうか。
同社では今年4月に入り、新型コロナウイルス感染拡大の影響で失業率が上がると同時に、シニアの求職者も増えてきました。
その中で、過去に応募した企業へ再度応募する動きが目立ってきたことが調査のきっかけです。
そこで、「再応募者」を明確に定義し、「一度職探しを停止した方が再度応募した場合」と「別の気に入った求人情報を見つけて、さらに応募した場合」の2通りとしました。
前者の「職探しを停止した方の再応募」が、後者の約3倍あるとのことです。
「諦めなければ、可能性は高まります!」
シニアの求職者に対し、同社はこうアドバイスしています。
〇諦めずに内定獲得を目指すことで、可能性は高まります。
〇内定を得るまでに時間がかかることもあると理解してください。
〇内定を得やすい人は、頻繁に転職しても内定が得られます。
〇再応募の傾向については、業種・職種による違いはありません。
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