当記事の前編『私は、創造的でありたい Vol.1』はこちらから
世界最年長アプリ開発者 若宮正子氏
東京都は2018年10月、高齢者の就業を支援するイベント「シニアしごとEXPO」を開催し、最年長アプリ開発者・若宮正子氏が講演をしました。
スマホアプリの制作秘話やシニア世代と情報技術の関わり方について話してくれました。
シニア世代こそICT
若宮さんは、シニア世代こそICT(情報技術)を知るべきと断言。
「今はブロックチェーンとか電気自動車ができてるでしょ。時代を知るには、ICTを知る必要がある。気づくだけでなく関心を持つことが大切なんです」
忘れやすいシニア世代には最適とのこと。
「買い物をしている時に名前が出てこない時ってありますよね。先日、バーニャカウダーを食べたいのにどうしても思い出せなくて、単語を羅列して検索したんです。名前はもちろん、プラスアルファの知識も教えてくれるから楽しさが広がる。介護だって、私たちがお世話になる時はロボットかもしれない。でもその方が気兼ねしないっていう人も多いんです」
いつまでも創造的でありたい
ICTを駆使する若宮さんですが、創造的でありたいと力強く語りました。
「確かにAI(人工知能)はなんでもできる。でも、0から1を生み出すのは人間しかできない。だからこそ私は人類のためになるものを創りたい。いつまでも創造的でありたいんです」