日本でも人気を集めるシルバー川柳が、韓国で翻訳出版されベストセラーになっています。
そこで、なぜ韓国で日本のシルバー川柳がウケたのかまとめました。
最近話題のシルバー川柳から3句厳選し紹介しておりますので、ぜひご覧ください。
シニア向けの川柳大会が開かれるなど、年々シニア世代を中心に盛り上がりを見せている「川柳」。 江戸川区では、毎年秋の季節に開催される「江戸川区文化祭」内で川柳大会も開かれており、それに向けた川柳教室が無料で参加できるなど、気軽に学べる場所も増えてきています。 今回は、当サイトで紹介して...
韓国で大ヒット『恋かなと思っていたら不整脈』
日本で話題を集めたシルバー川柳が、韓国語でベストセラーになりました。
川柳の文字数に縛られないスタイルで、やわらかなイラストとともに表現された1冊の本になっています。
翻訳出版された1句は「恋かなと思っていたら不整脈」で、韓国語タイトルは『사랑인 줄 알았는데 부정맥』。
冒頭の사랑はサランと読み、日本語で「愛」と訳されます。
なお、「恋かなと思っていたら不整脈」は、シニア世代を中心とした川柳傑作選『シルバー川柳 誕生日ローソク吹いて立ちくらみ(ポプラ社)』に収録されています。
なぜ、韓国で日本のシルバー川柳がウケたのか?
韓国で日本のシルバー川柳がウケた理由は、2つ考えられます。
- 理由①韓国でも少子高齢化が深刻になっている
- 理由②日本のことわざと似ているところがある
各理由の内容をみていきましょう。
理由①韓国でも少子高齢化が深刻になっている
韓国では、急速な高齢化が進んでいます。
加えて、晩婚化や未婚化・男女の賃金格差・少子化・子育ての経済的負担など、共通する問題点がたくさん。
そのため、多くの人が日本のシルバー川柳に共感する部分があったのでしょう。
理由②日本のことわざと似ているところがある
高齢化・少子化・賃金問題など共通点が多い韓国。
韓国のことわざを見てみると「日本人と感覚が似ているな」と感じるものが多々あります。
高齢化などの問題に加え、日本人と似た感覚があるからこそ、発売1ヶ月で3万部を売り上げる大ヒットにつながったのかもしれません。
話題になった最新シルバー川柳、厳選3句
2023年9月5日に公開された「第23回有老協・シルバー川柳」入選作から、最新シルバー川柳3句をピックアップしました。
・国葬は しなくていいと 遺書に書く すぎやん(愛知県、65歳、男性)
・どの顔も 詐欺師に見える インターフォン 井原理美子(東京都、71歳、女性)
・どうしよう 昔のことも 忘れてる クルミ(大阪府、75歳、女性)
ぜひみなさんもシルバー川柳をチェックして、お気に入りの1句・誰かにシェアしたくなる1句を見つけてみてはいかがでしょうか。
日本のシルバー川柳から元気をもらおう
日本のシルバー川柳が韓国でベストセラーになった件・面白シルバー川柳を紹介しました。
シニアならではの川柳が、国を超え共感を呼んでいると考えると、さらに興味がわいてきます。
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「シルバー川柳」が20周年を迎えたのを機に今月4日、これまでの入選作・約400句(作品)から、さらに選りすぐりの100句を収録した初の傑作集『シルバー川柳ベストセレクション』がリリースされました。 『壁ドンで ズボンの履き換え やっとでき』『インスタバエ 新種の蠅かと 孫に問い』をはじめ、...
高齢者の日々の生活を題材とし、全国のシニア層を中心に幅広い年代から応募がある「シルバー川柳」(全国有料老人ホーム協会主催)。 2023年の入選作品21点が先週9月5日に発表され、「棋士よりも 菓子が気になる 名人戦」をはじめ、数多くの名句が生まれました。 今回は応募者の平均年齢が66...