SNSで配信中の「犬の熱中症週間予報」、高齢者もシニア犬も熱中症の予防に役立つと話題!

今年も熱中症の季節がやって来ました。
ご高齢者に気をつけていただきたいのはもちろんですが、ご高齢者が長年飼っている愛犬が高齢になっているなら、同じように注意が必要です。

そこで参考になるのが、熱中症の警戒レベルを4段階で示した「犬の熱中症週間予報」。
今春からLINE(ライン)等のSNS(エスエヌエス)で配信が始まり、いま話題を呼んでいます。

人も犬も高齢になるほど熱中症のリスクが高まるだけに、毎週の予報をチェックしたいところです。

獣医師・気象予報士が開発、4段階で注意喚起

この「犬の熱中症週間予報」は、ペット保険事業最大手のアニコム損害保険(東京・新宿区)が2013年から毎年制作しているもの。
鈴木勝博氏(気象予報士、獣医師)と同社が手を組み、独自に開発した“犬のための天気予報”です。

犬の体高や代謝などに基づく指標と1週間分の気象情報から、全国主要10都市の熱中症注意レベルを「厳重警戒」「警戒」「注意」「やや注意」の4段階で表示しています。

飼い主の予防意識を高めて、日々の散歩等に活用してもらうなど、犬の熱中症ゼロに向けての予防啓発が目的です。

今年も熱中症が増える9月30日までの期間限定で配信を開始。
同社のSNSアカウント(LINE、Instagram、Twitter、Facebook)で、毎週金曜日から1週間分の予報が出されています。

⇒ シニア猫との付き合い方~シニアのペット共生について考える Vol.1

犬の熱中症 5つの注意点

このほどアニコム損保では、犬の熱中症への対処法等の情報を公開しましたので、ご紹介します。

文中の調査データ(グラフ)は、同社のペット保険に加入した約60万頭の犬(全年齢、2018年度)を対象に集計したものです(犬種は1,000頭以上登録があったもの)。

1.熱中症になりやすいのは「シニア犬」

犬も人間と同じく、高齢になるほど熱中症のリスクが高まります。

シニア期の7~8歳を超えると熱中症になる割合が上がるため、シニア犬にはより一層注意しましょう。

2.コロナで増えるおうち時間、屋内は危険

▲熱中症の発生場所

コロナ禍で自宅にいる時間が長くなりましたが、人間も犬も熱中症は屋外よりも、屋内で発生する件数が多いことが分かっています。

部屋の中はしっかりと冷房をかけて、室温25℃くらいをキープすることが大切です。

3.ピークは8月だけど梅雨時も要注意

犬の熱中症の診療件数を見ると、最も多いのが真夏の8月ですが、湿気が多くて蒸し暑さの増す6月の梅雨シーズンも、暑さに弱い犬にとってはつらい時期となります。

⇒ シニアからの人気が急増中!「ペット共生型」賃貸って?【ペット共生の基礎知識】

4.注意すべき犬種は大型犬、短頭種

熱中症の発生割合を犬種別に見ると、大型犬(バーニーズ・マウンテン・ドッグ、ゴールデン・レトリーバーなど)や短頭種(フレンチ・ブルドッグなど)、長毛種(ボーダー・コリーなど)といった犬種が高くなっています。

これらの犬種は身体に熱がこもりやすいため、屋内外を問わず注意が必要でしょう。

5.熱中症の治療費はいくら掛かる?

犬が熱中症になったときの治療方法ですが、まずは体を冷やします(自宅でも応急処置として可能)。
そして、症状次第では脱水を補うために点滴をしたり、ショック症状や脳炎を防ぐためにステロイド剤の投与を行ったりします。

こうした熱中症の治療費を調べたところ、年間の平均診療費は20,060円でした。
さらに症状が重くて入院を伴うと、年間の平均診療費は64,976円。
高額な医療費がかかってきます。

犬や飼い主がつらい思いをするだけでなく、家計への負担も大きい病気なのです。

❑「犬の熱中症週間予報」を配信するSNSはこちら
LINE(https://page.line.me/anicom) ※メニューボタンから見られる。
Instagram(https://www.instagram.com/anicom8256/
Twitter(https://twitter.com/anicom_inc
Facebook (https://www.facebook.com/anicomgroup/

本記事と画像の出典:アニコム損害保険㈱ 公式サイト

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