日本と海外(東南アジア)を中心に、二地域居住をしている赤城さん(仮名)。
この度、おとなの住む旅では、赤城さんに二地域居住についてインタビューさせていただきました。
国を越えて二地域居住をしてみたい、デュアラーとして生きていきたいと考えている方にとって、リアルな情報が詰まっています。
ぜひご覧ください。
■Profile
ニックネーム:赤城さん(仮名)
年齢・性別:39歳・男性
仕事:エンジニア
日本と海外で二地域居住を始めたきっかけ
━━━なぜ日本とタイの二地域居住を始めたのでしょうか?
常に旅行気分でいられる・常に新鮮な気持ちでいられるからです。
元々、一カ所に留まっていることが苦手で。あと旅行が好きで。
二地域居住やデュアラーを意識していなかったのですが、結果的にそうなりました。
日本は長年住んでいましたし好きですが、ほかにも住んでみたい場所がいっぱいあって。
今はタイにいます。
二地域居住先をタイに決めた理由
━━━居住先をタイに決めた理由とは何でしょうか?
タイに決めた理由は、海が近いからです。
旅行でタイに来てから好きになって。
物価も安いし、暮らすにはとてもいい場所だなと感じています。
アメリカやヨーロッパに憧れはなくて。
あったかくて物価が安い国が良かったんです。
二地域居住先(海外)では、日本時間にあわせて働く
━━━現在のライフスタイルについて教えていただけますか?
日本の会社から仕事をもらっているので、日本時間にあわせて在宅勤務しています。
タイの時差は日本マイナス2時間なので、自然と早起きが身につきました。
タイにいると、仕事が終わる時間が時差のぶん夕方前になります。
そのため、夕方から買い物へ行ったり食事をしたり、散歩したりと、まったりとした時間を過ごせています。
好きなことができる時間が長く感じるので、お得感がありますね。
二地域居住の一番のメリットは、常に新鮮な気持ちでいられること
━━━二地域居住を実践して思う、メリットとはなんでしょうか?
一番のメリットは、常に新鮮な気持ちでいられることです。
旅行に行ったときの楽しさを、通常生活で味わうことができる。
あとタイにおいてですが、物価が安いことですね。
時差も2時間とちょうどいいので、仕事もしやすいです。
二地域居住のデメリットはないが、あげるなら「ビザ」
━━━二地域居住を実践して思う、デメリットはありますか?
デメリットは特に感じていません。
でもそうだなあ、あるとすればビザですかね。
日本国内で二地域居住するなら別ですが、海外に住むとなるとビザが必要です。
日本に住んでいるとビザのことなんて考えませんし、海外旅行でもビザを意識することはほぼありません。
ビザに関しては日本に住んでいるとかからないお金なので、デメリットといえばデメリットかなと思います。
日本と海外で二地域居住していても、仕事関係に変化はなし
━━━二地域居住をすることで、仕事関係に変化はありましたか?
特にないです。元々遠隔の仕事なので。
直接打ち合わせに行くことも稀にありましたが、基本的にzoomやチャット・メールで打ち合わせしてました。
そのため、日本でも海外でも、どこにいても仕事上は変わりません。
ひとつあるとすれば、海外にいるときは、仕事仲間やお得意様と飲みにいくことがなくなるくらいですかね。
二地域居住による家族・友人関係の変化
━━━二地域居住をすることで、家族・友人関係に変化はありましたか?
家族とは元々離れて暮らしているので、特に変わりません。
海外にいるときは、お盆・お正月に簡単に帰れないことくらいでしょうか。
友達関係は、海外にいるときは飲みに行くことがなくなったくらいです。
旅行や引っ越しが好きな人は、二地域居住がおすすめ
━━━二地域居住をおすすめしたい人とは、どのような人でしょうか?
できるできないは置いといて、旅行が好きならやってみたら楽しいと思います。
あと、引っ越しが好きな人はきっと楽しいはずです。
2つ家を持たないといけないから、結構お金は必要になりますが。
二地域居住するなら、暮らしやすい快適な街を事前調査することが大切
━━━高齢者が二地域居住する場合、気をつけるべきこととして思い浮かぶことはありますか?
高齢者に限りませんが、安全な街を探すことでしょうか。
体力的に高齢者の方が行動範囲が狭まるので、暮らしやすくて快適な場所・街を探すことが大事になってくると思います。
移住する前に何回か行ってみて、いい場所を時間をかけて探すことが一番大事かなと。
お金は持っているでしょうから、住む場所選びはゆっくり時間をかけるべきポイントかと思います。
今したいことを、「今」する
━━━将来(老後)を見据えて、工夫していることはありますか?
老後を見据えて何かするっていうことはまったくなくて。
というのも、老後になる前にしかできないことってあるからです。
歳をとると感性が衰えていくような気がして、それまでに今したいことを今しようと。
老後になったらそのときにしたいことが見つかると思いますし。
そう考えると、健康が一番大事かもしれませんね。
興味があるなら、ひとまずやってみよう
━━━二地域居住を検討している人へ向けて、メッセージはありますか?
やってみましょ。
興味があることは、やってみた方が早い。
仕事的にできないのであれば、できるように頑張りましょう。
できる方法はいくらでもあると思います。
考えているより実際にやってみると、思ってるよりできます。
それに、思っているより簡単です。
応援しています。
二地域居住・デュアラーになる未来は、意外とすぐそこにある
赤城さんに話を伺い、やりたいことに素直になることと、その先にある穏やかな生活を感じました。
考えているだけで終わらないで、今やってみること。
日本で窮屈な思いをしている・いつか海外に行きたいと思っている方は、ぜひ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。
取材・執筆/小窓まどか
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