
ギネスワールドレコーズはこのほど、ねじ専門商社・サンコーインダストリー(大阪市)に勤務する92歳の玉置 泰子さんを「世界最高齢総務部員」に認定しました。
認定式に臨んだ玉置さん(大阪市在住)はこう話しています。
「実は私には決められた定年がないんです。今年終わったらまた来年、という気持ちでがんばり続けたい」
今号は人生100年時代にふさわしい、この明るい話題をリポートいたします。
エクセルを駆使し、経理や庶務で活躍

ご自身のデスクでパソコンに向かう玉置泰子さん〈出所:KyodoNews、以下の画像も同じ〉
玉置さんは1956年に同社へ入社して以来、総務部で経理や庶務を担当。現在もパソコンの表計算ソフト・エクセルなどを駆使して働いています。
スマートフォンでフェイスブックを閲覧するなど、ITも使いこなしているそうです。(→「デジタルシニア」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
認定式ではギネスワールドレコーズから、こんな激励の言葉がありました。
「90歳になった今でも、文書の作成や障がい者雇用業務などを担っているそうですが、今後ともぜひ元気に業務に当たっていただきたい」
❑認定式の動画はこちら(YouTube) (→「ユーチューバー」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
認定証を授与された玉置さんに対し、「90歳まで続けられた秘訣は?」との質問が飛びましたが、気負うことなくこう答えていらっしゃいました。
「働いて人のお役に立つことが、私の生きがいなんです」

ギネスワールドレコーズから認定証が手渡された
「意識せずに一日一日を積み重ねてきた結果ではないでしょうか」
「私は人のお役に立つために生れてきたんだと思っています。当社の会長や社長、社員たちが喜んでくれることをやっていきたい。それが私の生きがいであり、終生の目標なんです」
「当たり前のことをしているだけなのに、こんな名誉な賞をいただいて感謝しています」
一方、ネット掲示板ではこの話題に対し、こんな声が寄せられていました。

謙虚なお人柄の玉置泰子さん
「90歳でも元気で働いている玉置さんは、素晴らしいと思います。病気で苦しんでいる70歳80歳のお年寄りがいっぱいいるというのに」
「パソコンを普通に使っているのがすごいです。若い人でもスマホだけで、パソコンは使えない人もいますからね」
「働いて人のお役に立つことが私の生きがい」と謙虚に語っていた玉置さん。(→「セカンドキャリア」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
いつまでもお元気で、会社のデスクに向かっていただきたいですね。
出所:KyodoNews(共同通信社YouTubeチャンネル)
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