当記事の前編『これが最近の手口!シニア女性が体験「最新悪質詐欺」Vol.1』はこちらから
最新悪質詐欺の全貌はこれだ!
身に覚えのない滞納金を支払えと言われたB子さん。債権回収会社からの申し出に納得がいかないものの、電話で押し問答が続きます。
B子さん「仮に滞納していたとしても、15,750円なんて払えません。納得がいかない。どうしてもというなら・・・5,000円なら払えます」
債権回収会社「全部は支払わないんですね」
B子さん「だって納得がいかないわ。とにかく一度考えます」
債権回収会社「わかりました。そうしたら今日の15時までにどうするか連絡してください」
こうして一度電話を切ったB子さん。何度考えてもおかしいと思い、市役所へ電話で相談することに。一部始終を説明すると市役所側も詐欺ではないかという見解。
その後、知り合いの弁護士にも相談すると、それは詐欺なのでは?という答え。
おかしいと思うポイントは下記になります。
詐欺と思われるポイント3つ
- ショートメッセージで督促状を送る
本当に未払いである場合、督促状を携帯のショートメッセージで送ることはあり得ません。重要な書類は郵送するのが普通です。 - 未払いサービスの名称を言ってこなかった
債権回収会社は「〇〇という占いサイトの件です」と名称を言わずに「ほら、ニュースとか占いとか、そういうWEBサイトありますよね」と探りながら聞いてきました。
普通であれば、最初から該当するWEBサイトの名前を伝えてくるはず。 - 証拠になるWEBサイトが閉まっている
確かにそのようなケースもあるかもしれませんが、証拠となるものを提示できないのは明らかにおかしいと言えるでしょう。
その後、B子さんは債権回収会社へ電話したものの、担当者が他の電話に出ていたため折り返すとのことでしたが、B子さんに連絡がくることはありませんでした。
オレオレ詐欺の手口が広まったことで、詐欺側も高額ではなく支払える範囲の金額を伝えて、脅して取ろうとするのが最近の手口のよう。
電話は一日数百件かけて、番号もランダムにかけているようです。
仮に複数で1,000件かけたうち、100件から振り込ませることに成功すれば150万円。少額でも数を打って当たればぼろ儲けです。
前述した内容を言ってきた場合、詐欺である可能性は高いと言えます。「おかしい」と違和感を感じた時は相手の言うことを鵜呑みにせず、役所や弁護士事務所の無料相談サービスに電話してみるといいでしょう。