シニア世代に人気のスポーツといえば、「登山・ハイキング」が今や定番です。
〝普段行っているスポーツ〟のランキングによると、60~74歳ではなんと第2位、75歳以上でも第3位につけています(出典は総務省。なお、第1位はウォーキング)。
登山家・滝澤 圭一郎が綴る本シリーズでは今回、東京都心から日帰りで行ける身近な山「陣馬山」の風景をご紹介します。
「高齢になってから登山を始めました」そう話す人たちをよく見かけます。日本の登山人口970万人※のうち、世代別ではシニア世代がかねてよりトップを占めているのです。 本サイトではそんな登山が好きなシニアの皆様に、美しい山々の写真とコラムを連載でお届けします。※2018年・総務省調べ <第1章...
【シリーズ 山と共に】<第7章>みんな大好き 陣馬山
写真・文/登山家 滝澤 圭一郎
1975年、長野県上田市に生れる。毎月、全国の山々に挑んでいる。月に100キロ以上走り込み、トレーニングを欠かさない。マラソンランナーでもある。㈱イチイ 秋葉原店・巣鴨店店長としても多忙な日々を送る。
世界一登山者が多い山、「高尾山」(標高599m)。
富士山よりもエベレストよりも多く、年間300万人が登山をします。
2007年にミシュランガイドで三ツ星の評価を得て、そこから爆発的な人気となりました。
高尾山はケーブルカーがあり、スーツでも革靴でも登れてしまう気軽な山。
そこも人気がある理由の一つかもしれません。
そんな大人気の高尾山から西の奥へ10キロほど約6時間かけて進むと…。
これまた有名な「陣馬山」(標高857m)に到着です!
東京近郊でこんなに大自然があり、歩きやすい山が近くにあるなんて、知らない人も多いのではないでしょうか。
難易度は一般的に初級と言われています。
ぜひ高尾山の次のステップとして行ってみてください。
このコースはちょっと距離があるので、登山の鉄則でもある「早出早着き」を心がけてくださいね(下山までのトータル行動時間は7時間前後)。
※今回の登山は心霊スポットでも有名な「八王子城跡」をスタート地点とした北高尾コースを経由して登ってきました。
―2019年10月登頂―