人生100年時代、学びなおすシニア(高齢者)が増加中
政府の「人生100年時代構想会議」で安倍首相が宣言した”リカレント教育”(生涯教育)の拡充を受け、今学びなおしシステムに注目が集まっています。各大学がリカレント教育に取り組む中、社会人とシニア世代(高齢者)の学生が急増しているのが創価大学・通信教育部です。今夏開講した同部の夏季スクーリングへ、プラスライフ編集部が行ってまいりました。
(→「リカレント教育」とは?|おとなの住む旅 用語解説)
熱心に聴く、若者から高齢者までと幅広い年代の学生たち
リカレント教育への高まる需要を受け、今年4月には通信教育部の中に文学部人間学科を開設。8月12日(日)~26日(日)の15日間、夏季スクーリングを開講しました。
今回伺ったのは人間学の講義。約200名受講のうち、約3割はシニア世代でした。さまざまな年代の人が和気あいあいながらも、真剣に講義に耳を傾けていました。
創価大学では近年社会人やシニア世代の学生が増加しており、なかでもシニア世代(60歳以上)は2014年度の20.5%から29.5%へと増加率が顕著です。大学担当者によると、シニアが学び直す理由としては仕事に役立たせるというより、定年退職後のやりがいを見つけるためや、教養を深めるためなど、学ぶこと自体にやりがいを見出す人が多いとのこと。
実際、どのような想いや経緯でシニア世代の学生は通信教育を始めるのでしょうか。生の声を聞くべく、人間学科に在籍する長谷川ヨシ子さん(68歳)にお話をうかがいました。
長谷川さんのインタビューは次回に続きます。