旭化成ホームズが運営するシニア向け安心賃貸住宅「ヘーベルVillage(ヴィレッジ)」が今年10月、(公財)日本デザイン振興会主催の「2023年度グッドデザイン賞」を受賞し、注目を集めています。
主催団体によると、「自立期の高齢者の健康長寿を実現する住まいづくり」が審査委員から評価されたとのこと。
シニア世代にとって望ましい住まいの形について、何らかのヒントが見つかりそうです。
平均77歳、8割が元気な高齢者
今年度のグッドデザイン賞を受賞した「へーベルVillage」は、介護施設とは大きく異なります。
主に自立~フレイル(虚弱)期の高齢者を対象に、自由で自立した生活をサポートする「住まい」だからです。
入居者は自由に外出を楽しみ、食材選びや料理も自分で行うほか、入居者同士が交流できる機会もあります。
そのため、食堂と常駐スタッフは置かれず、日々の暮らしを自己決定できるところが特徴です。
入居者の平均年齢は77歳で、75歳以上の後期高齢者が7割を占めています。
介護認定を受けていない入居者が81%にも上るなど、健常者の割合の高いことがポイントです。
〈運営戸数は首都圏・1755戸(3月末)〉
健康長寿メソッドで、虚弱者が5%減少
自立~フレイル期の高齢者を対象とするヘーベルVillageでは、入居者自らが健康長寿の3条件(活動量、食事、交流)の行動ができるという仕組み(住環境+サービス)があります。
具体的には次の3つの取り組みです。
➊設計:生鮮三品のあるスーパーや文化施設が近くにあり、外出したくなる立地にある。
➋相談員:月1回の定期訪問で、自己肯定感が低下しやすい高齢者の健康行動を応援する。
➌しかけ:共用ラウンジに設置したモニターを使い、入居者参加型の写真展示会や入居者オリジナルの動画を配信し、高齢期の承認欲求に応える。
これらの成果として、入居者の97%が外出や自炊、家族・友人と会うといった行動が継続できています。
フレイルの入居者も約5%減少し、健康寿命を延ばすという効果は実証されたとのことです。
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長寿もたらす「ペット共生型」も
では、ヘーベルVillageが理解できるよう、いくつかの例を挙げてみます。
❑ヘーベルVillage氷川台〈ペット共生型〉
⑴交通:東京メトロ有楽町線・副都心線 氷川台駅 徒歩8分
⑵所在地:東京都練馬区氷川台4-44-10
⑶間取り:1LDK(47.66㎡)~
⑷月額:163,000円~
❑ヘーベルVillage杉並井草
⑴交通:西武新宿線 下井草駅 徒歩7分
⑵所在地:東京都杉並区井草1丁目40-5
⑶間取り:2LDK(62.07㎡)~
⑷月額:193,000円~
❑ヘーベルVillage狛江
⑴交通:小田急線 狛江駅 徒歩6分
⑵所在地:東京都狛江市東和泉2-3-13
⑶間取り:1LDK(48.44㎡)~
⑷月額:165,000円~
❑ヘーベルVillage三河島
⑴交通:常磐線 三河島駅 徒歩5分、他
⑵所在地:東京都荒川区荒川3-78-2
⑶間取り:1LDK(46.35㎡)~ 2LDK(67.68㎡)
⑷月額:165,000円~208,000円
この記事と画像の出典:旭化成ホームズ㈱ 公式サイト
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