気がつけば、街の風景もすっかり変わってしまった。
久しぶりにアルバムを開くと
あの頃の時代と記憶が鮮やかによみがえってくる。
「神輿が神社に帰ってきた!」興奮も最高潮の”くらやみ祭”
「子どもの頃、母もこの日は夜まで遊ばせてくれましたね」。
かつては街の灯りを消し、深夜の暗闇に行われた大國魂神社の例大祭。
写真はこの年の5月6日、街を練り歩いていた神輿が神社に帰り、祭りの熱気と興奮が最高潮に達したときだ。
闇の中で提灯が揺れる幻想的な夜祭りは、千年以上も続く伝統。府中っ子には何よりも自慢できるイベントだ。
伊勢丹開業前の南口は、笑顔あふれる商店街だった
「商店街だったら、あの時代の風情が一番いいと思う」。
写真はけやき並木沿いの商店街。いま府中駅南口にそびえる伊勢丹・フォーリスの原風景だ。
駅の周囲はまだ農村の趣きながら、都市化が急ピッチで進んでいた頃だった。
街にはいつも笑顔があふれていた。
「あの日も生きる勇気をくれた」府中を見守る千年のけやき並木
「落ち込んだときはけやきを見上げると、勇気をもらえたなぁ」。
この街を千年にわたり見守ってきた府中のシンボル、けやき並木。
写真の奥に見えるのが街の守り神、大國魂神社だ。左側に御神木の大けやきがそそり立つ。
ここから桜通りへと北の方角に続く並木道は、全長約600mに及ぶ規模だ。
今もなお150本余りのけやき達が、府中市民の暮らしを見つめている。
再開発で消えた駅前商店街は、明日への希望に満ちていた
「暮らし向きが良くなり、生活を楽しんでいた頃だった」。
写真はけやき並木沿いの商店街。昨夏に開業した駅前の高層商業ビル、ル・シーニュが建つ辺りだ。
「グンと安い クリスマスセール」の看板が目を引く。
あの日、買い物客で賑わう年の瀬は、明日への希望に満ちていた。
写真はすべて「ふるさと府中歴史館」所蔵
自然と歴史に彩られたエリア 京王線「中河原」と「分倍河原」両駅の中間に位置するサ高住「グランド・マスターズ武蔵府中」。2駅とも周辺にはスーパーや商店街があり、生活利便施設が揃っています。自然と歴史に彩られていることもこのエリアの魅力。お散歩や歴史散策ができるスポットが点在しているので、暮らしに...