子どもが独立し、夫婦二人でマンション生活。
予算含め、身軽なライフスタイルを目指す方も多いのではないでしょうか。
そこでシニア夫婦にピッタリな、新しい住まいの探し方を紹介します。
シニアのライフスタイルにあわせた暮らし方のコツとあわせて、ご覧ください。
コロナ禍でのテレワーク普及によって、“二地域を拠点に生活”というライフスタイルを実践する『デュアラー』が増えています。 このページでは、『デュアラー』や『二地域居住』について詳しく解説し、実践者の体験談を紹介。 また、ライフスタイルに合わせ、暮らしてみたい街で〝トライアルステイ(お試...
シニア夫婦に「二拠点居住」がおすすめな3つの理由
二拠点居住とは、2つの拠点を持つ暮らしのことです。
シニア夫婦に二拠点居住居がおすすめな理由は以下3つあります。
- 車なしで生活できる
- 物の整理ができる
- 家族(子ども)に会いやすい立地に住める
前提にあるケースとしては、以下2つが主です。
- 子どものサポート(孫の世話など)のために頻繁に会いにいく
- 子どもたちと暮らしていた家を手放し、夫婦にピッタリの家で暮らしたい
子どもの家に寝泊りするのも、気が引けてしまう。
夫婦二人の住まいを選ぶために、地域の住み心地を試したい。
こうした背景の方におすすめなのが、二地域居住です。
今の家と、目的のための家を持ち、2つの拠点で暮らします。
2つ目の拠点は、初期費用をおさえて短期で入居するところがポイントです。
二拠点居住先の選び方のコツ
二地域居住先として、シニアで人気が高いのが都心です。
都内に住む子どもの家とのアクセスが楽、徒歩圏内で買い物が住む便利さが魅力。
まずはお試しで希望の地域の住まいに入居して、実際の住み心地を確認することが大切です。
子どもの独立を機に、住まいをチェンジ。夫婦でマンション暮らし
ここでは、子どもの独立を機に住まいをマンションに変えて、シニア夫婦で暮らすケースを紹介します。
背景とマンション暮らしまでの道のりを、具体例とあわせてご覧ください。
背景:子どもの独立をきっかけに家を売却
■Aさん夫婦(50代後半)のケース
Aさん夫婦は、東京郊外の戸建て住宅で、家族四人で暮らしていました。
子どもが独立した時期を堺に、広い家を持て余してしまったそう。
掃除もメンテナンスも大変で、車がないと生活が難しい環境。
老後の生活を考慮し、家を手放し、2LDKのマンションで借らすのはどうかと考えるようになりました。
納得できる住まいを選びたい、まずはお試し居住
家を手放すことになるし、新たな住まいも心地よい家であって欲しい。
そのために、まずは希望の地域でお試し居住をすることにしました。
お試し居住先は、家具家電付きマンション。
Aさん夫婦は、「まずは1年、試しに住んでみよう」と考えました。
生活もお出かけも便利に、二拠点居住して気づいた大切なこと
お試し居住をしている最中は、持ち家もある暮らしです。
2つの家を比較し、時に行き来する中で、マンション暮らしの良さを体感したそう。
マンション暮らしの良さは以下2つ。
- 気軽に子ども・孫に会いに行ける嬉しさ
- 徒歩・電車でお出かけも買い物も、通院もできる
子どもに孫のお世話を頼まれたときに、気軽に駆け付けることができる距離。
家族が近くにいる安心感もありますよね。
また、車を使わずに日常の買い物からお出かけもできる。
こうしたメリットを感じ、二地域居住を満喫。
二地域居住先で、終の住処ともなる家の環境を体感できるため、納得した住まい選びができます。
Aさん夫婦の声
夫:二地域居住先のマンションからは、徒歩・電車・バスでどこでも行ける。テレビで話題の観光スポット・飲食店にも気軽に行けるため、妻と一緒に出かける機会が増えました。私たちが病気になったとき、すぐに病院へ駆け付けられるから安心だと、子どもたちは話しています。夫婦で穏やかな時間を過ごしながら、便利な立地。老後の安心もあり、二地域居住先が気に入りました。
妻:気軽にふらりとお出かけできるのが良いですね。郊外の戸建てに住んでいると、半日がかりで出かけていたことも多々ありました。あれだけ時間をかけて行っていた場所にも、お散歩感覚で行くことができて、買い物の時間が楽しみになりました。子どもたちも都内に住んでいて、孫に電車で会いに行けるのも嬉しいです。共働きの子どもたちをサポートできて、日々充実しています。
シニア世代こそ、二拠点居住の体験を
二地域居住は30~40代で注目を集めているものの、シニア世代にも需要がある暮らし方です。
これまでの環境を思い切って離れ、今の暮らしと老後便利な環境で暮らす生活。
まずは二地域居住でお試し居住をして、納得いく住まい探しをしてみてください。
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老若男女問わずどんどん多様化している住まい。これまで「おとなの住む旅」でも二地域居住(デュアルライフ)やマルチハビテーション(多拠点居住)をご紹介してきました。これらの暮らしぶりと同じく近年注目を浴びているのがノマドです。若者のライフスタイルと考えられますが、高齢者の間でも今後ますます浸透してい...