昨年話題になった「老後資金2,000万円問題」。この話題によって、既に老後資金を用意している人でも不安になった人は多いのでしょうか。第二の人生を謳歌する上で、老後を見据えた資産形成を始めるのは早いに越したことはありません。自分にできる資金形成を見つけることが老後の資産形成においては不可欠です。とはいえ、お金にまつわる情報が良い意味でも悪い意味でも氾濫する現代、自分に合った情報を探すだけでも苦労する場面は多々あります。
そんなとき、心強いのがお金のプロによるアドバイスです。ヒアリングをもとに一人ひとりに合った資産形成を、幅広い商品から選び組み合わせて提案してくれます。
しかし「どこに行けばいいかわからない」「本当に自分に合う情報をくれるのかわからない」といった声を多く聞きます。そういった声をもとに、お金に関するプロフェッショナルな情報を提供するマネー塾では、資産形成で悩まれる方々の参考になるようにと、お金のプロ集団へ取材を開始。これから資金形成を始めたい方はもちろん、アクティブシニアである高齢者でもモノによってはできるものもあるのです。
そこで今回は、マネー塾の取材記事より、老後資金につながる資金形成についてご紹介します。
老後資金を目的に投資信託を始める若年層が増加中!
2019年8月に日本銀行が発表した「資金循環の日米比較」レポートによると、日本は継続して貯蓄性向が高く、「現金・預金」比率は変わらず5割を超えている状況です。「資産形成=預貯金や生命保険」という考えが根付いていること、そして堅実な国民性を物語っています。
とはいえ、資産形成の方法はそれだけではありません。数年前に一気に話題となった仮想通貨をはじめ株、投資信託などさまざまですが、やらない人が多い理由は一つ。「やり方がわからない」「怖い」からです。
しかし、最近ではお金のプロによる提案やアドバイスで、これらを有効な資産形成方法として活用している人が徐々に増えてきているようです。特に、長期に渡る投資信託で老後資金を形成している人が多いようです。
投信信託と聞くと「博打的」「損益が大きいもの」と考える人は多いかもしれませんが、それは目先の利益ばかり求めて一気に大きな金額をかけてしまうから。しかし、実は投資信託はリスクヘッジをしながら手堅く、かつ効率よく資産形成ができる手法であると、投資顧問会社IFA JAPAN® 代表 荒川雄一氏は語っています。現に、老後を見据えて投資信託を始める20代や30代が増えているとのこと。投資信託は富裕層の娯楽ではなく、堅実な資産形成ができる手段として若年層から60代が活用する手法のようです。
同社は銀行や証券会社等の金融機関から完全に独立していて、中立的な立場でお客様に適した資産形成を提案。こちらの記事では荒川氏が手堅い投資信託のやり方について解説しています。
練習あって初めて資産形成ができるのがFX。トレーダーになるアクティブシニアも!
株式よりも垣根が低い資産形成の一つがFX(為替取引)ではないでしょうか。とはいえ、こちらもギャンブル的な要素が強く、資産形成をする方法にしては「リスクがあって怖い」と思う人も多いかもしれません。
しかし、それもまた一気に大金をかけて、練習をせずにしようとするから起こってしまうこと。いきなり本番ではなくまずはルールを知り身についてから相場の疑似体験をして、無理のない金額で行うことが重要です。
Win-invest Japanの代表 齊藤智子氏は、世間一般で考えられるFXの博打的なイメージが持たれる理由から、堅実にFXを行う上での心構えや方法について語っています。
タケルFXスクールを運営する日本FX教育機構 代表理事 野口健幸氏は、FXのルールややり方以外でも、人生がより豊かになる心持ちやメンタルについても講義を通して伝授。FXで高い勝率を出すには、常に明るく前向きでいられるメンタルを持つことが必要と話しています。野口氏は自身の人生を大きく変えた“口ぐせ”理論について「人生は『口ぐせ』でまるごと変えられる。」(秀和システム刊)を出版しています。同スクールも年齢層は広く、70代のアクティブシニアも参加!「ボケ防止になるし、お金も入ってくれる。貯金を切り崩さなくていいから不安がない」と喜ばれているようです。
老後資金は長い目で見た堅実な資産形成が重要です。「手堅い=預貯金・生命保険」と考える人は多いかと思いますが、やり方をしっかり学び、長い目で見れば投資信託やFXも手堅い資産形成になるのです。不安不安と思わずに、まずはいろいろな資産形成のやり方や情報を知って、お金のプロに相談してみてはいかがでしょうか。
出典:マネー塾
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