シニア世代間でも浸透している推し活。推しがいると毎日に張り合いが生まれ、生活の中でもっと推しを感じたくなりますよね。そうなると推し活にかける金額も多くなってくるはず。シニア世代の推し活とは一体どのようなものなのでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~81歳の女性461名を対象に「シニアの『推し』に関する実態調査」をWEBアンケートにて実施。シニア女性の推し活について見ていきましょう。
461名に聞いた「シニア女性と推し活事情」を調査!
シニア女性の「推しの有無」について
最初に、推しの有無について質問すると、推しがいる人は全体(461人)の47.9%(221人)。昨年と比べると12.7%増加しました。
推しがいない223人のうち、「過去いた」と回答したのは21.5%(48人)。「以前も今もいないが興味はある」が39.5%(88人)でした。
シニア女性の「推しの数」について
推しがいる221人に推しの数を質問したところ、平均2.13人/個。単数推しが最も多いのは70歳以上で、平均は1.81でした。
シニア女性の「推し期間」について
推している期間について聞くと、「5年以上」の長推しは過半数の56.1%(124人)。それに対し、「5年未満」が43.9%(97人)という結果に。特に70歳以上が長推し傾向で、「5年以上」が60.4%(29人)でした。
シニア女性の「推し活」費用はいくら?
では、推しにかける費用はどれくらいなのでしょうか。221人の推しがいるシニア女性のうち、「推しにお金を使っている」のは72.4%(160人)、昨年の69.5%(137人)から2.9%増加となりました。1年に使う一人当たり平均額は¥102,883。昨年の¥90,352から¥12,531アップして10万円超えとなりました。
費用の内訳を見てみると、昨年より増加したのは「遠征費(宿泊、交通費など)」で、昨年は¥87,167だったのに対して今年は¥110,161。今年は直接推しに会ったり見に行ったりするシニアが増えたと言えます。「DVD(BR)、CD、配信などの映像・音楽の購入費)」も¥12,367→¥21,103と増加しました。
逆に、「本・雑誌・関連書籍など」は、¥34,892→¥14,742とダウンしました。
「推し」がいるゆえのシニア女性の悩み
推しがいることで心がときめき、毎日に張り合いが生まれる反面、いるゆえの悩みもあるようです。
お悩みトップは昨年同様「お金がかかる」で23.5%(52人)。昨年よりも5.7%増加しています。2位は「チケット争奪戦が大変」、3位は「時間の確保が大変」でした。
しかし、約半数の52.0%(115人)は「悩みはない」とのことですが、昨年の61.9%(122人)より約10%減り、悩みのある人は増えています。
以上、「シニア女性と推し活事情」でした。推しがいることで心身の若々しさを保っているシニア女性も多いようです。収支のバランスを意識して、無理ない推し活でこれからも楽しんでほしいですね。
→シニアはペットにいくらかける?「ペットにかける年間支出調査」を読む
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