若者の間で“ちとから”と呼ばれ親しまれている京王線「千歳烏山」駅。新宿へのアクセス良好でありながら、賑やかすぎず、静かすぎない“ちょうどいい”感じの街として今人気がじわじわと上昇中。駅そのもの自体はローカル線のように小さいものの、駅前には大きな商店街が広がっています。散策するにも飽きることなく、昔ながらの個人商店からコンビニ、ドラッグストアが並び立つ新旧融合した街で、お買い物はもちろん外食や散歩も楽しめます。若者からシニア世代まで満喫できます。
今回は、シニア世代にも知ってほしい千歳烏山についてご紹介します。
シニア世代もきっと気にいる!千歳烏山のメインストリート・烏山駅前商店街
駅を出るとメインストリートが現れます。これが烏山駅前商店街(トップ画)、別名「えるもーる烏山」。烏山駅前商店街は千歳烏山駅を中心に南北にまたがっていて、150店以上の加盟店が軒を連ねています。個人商店からチェーン店までさまざまなジャンルの店舗が揃い、地元の人たちの生活を支えています。
烏山駅前商店街はイベントにも注力しています。8月の「からすやま夏まつり」をはじめ、10月体育の日の「ちとからパフォーマンスカーニバル」、11月からの街頭イルミネーションと、楽しいイベントが目白押し。また、シニア世代でも好きな人が多い川柳のコンテストも開催しています(応募は毎年3月から5月まで)。
地域活性の場「烏山区民センター」
駅を北口から歩いて間も無くして現れたのは烏山区民センターです。7つの会議室・体育館・音楽室・料理講習室などがあり、幅広い行事に対応可能。地域交流の拠点となる公共施設です。
センターの前に広がる公園にはベンチが多く設置され、お買い物に疲れてもちょっと一息つくのにオススメのスポット。子どもも十分駆け回れる広さがあります。
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公園入口にある女性像は、田畑一昨氏の作品「花信風」。
田畑氏は京都出身の彫刻家で、自然と調和する造形を追求した作家として知られています。こちらは1983年(昭和58年)に設置されたとのこと。晩年、世田谷区に居を構えていたことから、世田谷区の文化人記録映画でも紹介されています。
作品名の「花信風」とは、花が咲くのを知らせる風のこと。初春から初夏にかけて吹く風を指します。この女性像もその名のごとく爽やかな風を感じさせますね。公園の緑と一体化し、地域の人たちを優しく見守っています。
長い歴史を感じさせる石碑
区民センターを出て、さらに北に進むと「世田谷区立烏山小学校跡」と刻まれた石碑を発見。同小学校は1964年(昭和39年)までこちらにあったそうですが、賑やかな商店街の中に位置するのはさすがに小学校としては環境が悪いとされ、移転したそう。現在は千歳烏山と仙川の中間地点にあたる給田一丁目にあります。
烏山駅前商店街の歴史は長く、その歴史は1950(昭和25)年に遡ります。同年、任意団体として「烏山商栄会」が発足し、1962(昭和37)年に「烏山駅前通り商店街協同組合」として法人化。烏山小学校が移転した1964(昭和39)年に「烏山駅前通り商店街振興組合」に名称変更。
こちらの石碑は、烏山駅前商店街の歴史の長さを表す石碑でもあるのです。
千歳烏山の魅力はまだまだあります。次回は、シニア世代も喜ぶ千歳烏山で人気の和菓子店をご紹介します!
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