高齢者向け住宅といえば有料老人ホームを想像する人も多いでしょう。何が決め手になったのか気になるシニアも多いかと思います。
(株)Speeeの運営する「ケアスル 介護」は、有料老人ホームに入居している人または入居していた人、もしくはその関係者46名に対して「有料老人ホームに入居する決め手や入居先の費用」についてアンケート調査を実施しました。有料老人ホームの入居を決めたシニアのリアルな声を見ていきましょう。
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入居or入居経験有りシニアor関係者に聞いた!「有料老人ホームに入居した理由」とは
有料老人ホームの「月額費用」はどれくらいかかる?
最初に、入居している・入居予定・入居していた老人ホームの月額費用について質問。調査の結果、最も多かったのは「11〜15万円」の32.6%でした。次いで多かったのは「16〜20万円」の21.8%、その次が「26〜30万円」の8.7%。また、0〜15万円と16〜50万円の割合は5:5でした。
有料老人ホームの「入居一時金」はどれくらいかかる?
次に、有料老人ホームの入居一時金について尋ねてみると「0円」の54.2%が最多でした。ついて多かったのは「11〜20万円」、その次が「1〜10万円」でした。それ以外はほぼ同率という結果に。半数以上の人が入居一時金を必要としない老人ホームを選択していることがわかりました。
シニア必見!「有料老人ホームに入居する決め手」とは
では、入居の決め手となったポイントは何なのでしょうか。
最多の回答は「立地が良かったから」の21.8%。2位が「費用が安かったから」の19.6%、3位は「スタッフや入居者の雰囲気が良かったから」の17.4%でした。家族の行きやすさや経済面、雰囲気などを重視するようです。
最も少なかったのは22%の「食事がおいしい・豪華だったから」「レクリエーションやイベントに惹かれたから」でした。
特別養護老人ホームの入居は検討した?
有料老人ホームとともに検討されるのが特養(特別養護老人ホーム)です。特養の検討有無を質問すると、有料老人ホームに入居した人のうち、45.7%が特養への入居も検討していたことがわかりました。
特別養護老人ホームではなく有料老人ホームに決めた理由とは?
最後に、特養ではなく有料老人ホームへの入居を決めた理由について質問。
「介護施設に申し込みをした時点では要介護2だったので、特養には申し込みできなかった」など特養を希望していたものの入れなかった人もいれば、「個室でのお風呂、トイレ、小さなキッチン、洗濯機なども欲しかった為」「館内もきれいでリハビリ、レクリエーションなど充実していたから」など特養と比較して環境の良さを気に入って有料老人ホームを選んだ人もいました。
以上、「有料老人ホームに入居する決め手や入居先の費用」アンケート調査でした。最後の質問にもあったように、環境の良さやレクリエーションなどの充実を重視して決める人もいます。
高齢者向け住宅は有料老人ホーム以外にもサ高住やシェアハウス、シニア向け分譲マンションなどさまざまな種類があります。自分に合う住まいを探すことが第二の人生を謳歌するポイントです。
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