
年齢を重ねるとお金をかけるものが変わってきます。シニア女性は買い物やサービスでどのようなものにお金をかけているのでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、全国の女性50~79歳を対象に「買い物に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施しました。シニア女性の買い物に対する意識を見てみましょう。
50代60代女性と70代シニア女性が「お金をかけたい・利用したい」もの・ことについて
はじめに、半年先までを想定して「お金をかけたい・利用したい」もの・ことを聞いたところ、1位は「国内旅行」47.3%でした。なお、「海外旅行」は10.5%で20位以内には入りませんでした。2位以降は「化粧品(スキンケア)」「洋服」「自宅で食べる食料品・食材」と続きます。「化粧品(ベース・メイクアップ)」は12位で22.2%でした。
2024年9月調査では1位が「自宅で食べる食料品・食材」でしたが、10ポイント以上低下し、今回は「国内旅行」が1位となりました。2位以下では、2024年9月と比べて「化粧品(スキンケア)」「洋服」「映画館での映画鑑賞」が約5~6ポイント増加した一方、「外食」が減少しました。
買い物やサービス利用時の気持ちについて
次に、買い物やサービス利用時の気持ちの上位は「欲しいもの、好きな商品を見たい・買いたい」、「セールや特売、値引きなどで賢い買い物をしたい」で2024年9月から横ばいでした。
2024年9月と比べると、「頑張った自分にご褒美をあげたい」「ストレス発散をしたい」「仕事・家事などに向かうために気持ちを切り替えたい」などの心理的動機が10ポイント前後増加しています。また、「店舗に行くことで運動・外出したい」や「タイムパフォーマンスを意識して効率よく生活したい」「一石二鳥のおトクな商品を選ぶ」なども増加しました。
コスメや洋服を買う時に気にするポイントは?
最後に、自由回答に寄せられたコメントをご紹介します。
・義姉に色つきの乳液を勧められて使ってみたのが最初で、それがとても使い心地が良く、他の商品もどうかな?と興味が湧き買うようになった(64歳)
・ミニサイズの化粧品で試してみたら使い心地が良かったので、通常サイズを購入した(65歳)
<着心地やケアの楽さを実感>
・ショーツを購入したら履き心地が良かったので、ブラも購入した(55歳)
・ストレッチ素材のTシャツの着心地がよく気に入った(61歳)
・パンツを購入したら、履きやすくケアも楽でまた購入したいと感じた(63歳)
・購入した補正下着で姿勢が変わったので再度購入した。順次他のものも試してみる予定(78歳)
以上、50~70代の女性を対象にした「買い物に関する意識・実態調査」でした。
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