
2025年の注目イベントといえば大阪・関西万博。全世界から多くの人が集まった万博も10月13日で終了します。幅広い世代の注目を集めている万博ですが、シニア世代は万博についてどのように思っているのでしょうか。
女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~79歳の全国のハルトモ(ハルメクのモニター組織)を対象に「大阪・関西万博に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施しました。
シニア女性は大阪・関西万博に行ったor行く予定ある?
回答者全体で「大阪・関西万博に行った・行く予定がある」は25.1%でした。過去に万博(※2)や博覧会に行ったことがある人の参加意向は32.4%、行ったことがない人は12.3%で、約3倍の差があります。50代~70代の各世代でも同じ傾向が見られます。
参考として、2025年5月に株式会社三菱総合研究所が行った調査(※3)では、50代男女は29.9%、60代男女は29.0%が来場・来場予定と報告されており、今回の調査結果よりやや高めの数値となっていました。
(※2)過去の万博や博覧会とは以下の5つを指す:
1970年:日本万国博覧会(大阪万博)大阪府/1975年:沖縄国際海洋博覧会(沖縄海洋博)沖縄県/1985年:国際科学技術博覧会(つくば万博)茨城県/1990年:国際花と緑の博覧会(花博)大阪府/2005年:2005年日本国際博覧会(愛・地球博)愛知県
(※3)2025年大阪・関西万博 「開幕後、来場意向は急上昇、満足度7割超 京阪神圏・若者で活況、混雑や会場での費用に関する不安解消が課題 」 株式会社三菱総合研究所 https://www.mri.co.jp/news/press/20250630.html
シニア女性が感じる大阪・関西万博の盛り上がりについて
万博の盛り上がりについて、「盛り上がっている」「やや盛り上がっている」と感じている人は65.1%でした。年齢別でも、いずれの世代も6割以上が盛り上がりを実感しています。
では、すでに行った人やこれから行く予定がある人は誰と一緒に行ったのでしょうか。ダントツで多かったのは配偶者・パートナーで60.3% 。次いで、実子・実子の配偶者・パートナーと一緒に行った人が35.5%と続きました。ひとりで行った人も17.7%と、2割弱存在しています。
シニア女性はどうやって入場チケットを手に入れた?
来場・来場予定者の53.2%は、オンラインで予約してチケットを購入しています。チケットをもらった人は22.7%で、2割を超えていました。一方で、旅行代理店やコンビニなどのアナログな方法で購入した人は10%を下回っていました。
シニア女性の万博についてのコメントをご紹介
最後に、万博についてのコメントをご紹介します。
・5歳だったので、パビリオンの思い出はないが、とても人が多くすごい盛り上がりだった 。太陽の塔が不思議で素敵に思えた。パイナップルが食べたことのない美味しさだった。(59歳)
・当時は中学生だったが、日本国中で盛り上がっていた印象がある。岡本太郎の「太陽の塔」、三波春夫の「世界の国からこんにちは」、アメリカ館の「月の石」、人間洗濯機、携帯電話、電気自動車などを思い出す。(68歳)
■大阪・関西万博との比較
・1回目は大屋根リングから会場を見渡しました。各国の予約抽選に外れ残念でしたが55年前に学校からの社会見学や両親達と行った大阪万博を思い出しました。(71歳)
・現在のも素晴らしいのですが、1970年の大阪万博はティーンエイジャーの身としては未来の輝かしい状態に胸が震えるものがありました。今のもそうですが、感性がやはり鈍ってしまったのかも。それでも大屋根リングは圧巻です。(70歳)
・1970年の大阪万博は発展する日本を感じた。というか子供だったのでワクワク感でいっぱいだった。 2025年の大阪・関西万博は、健康的に暮らせる未来を夢見る。(68歳)
■その他
・生きている最後の万博に行けるチャンスだと思い。(69歳)
・楽しい!4回行きました!(62歳)
・どうだった? 暑かったでしょ? 待ち時間は? 並んだ? と、内容より状況を聞かれることが多い。(69歳)
以上、50~79歳シニア女性に実施した「大阪・関西万博に関する意識・実態調査」でした。
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