【体験談】シニア必見「ネット通販詐欺の実態」を解説 ! Vol.1

スマホやタブレットなどデバイスを使いこなすデジタルシニアやお買い物が好きなシニアの中には、ネット通販を頻繁に利用している人も多いでしょう。コロナ禍で利用者が増えたと同時に、最近では詐欺も頻発しています。

何を隠そう、筆者はつい先日ネット通販詐欺に遭いました。自分は引っかからないと思っていたので大変ショックを受けましたが、この経験は世の参考になるのではと思い直し、一連の流れを語ることにしました。誰にでも起こることなので、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思っています。

そこで今回は、筆者体験談をもとに「ネット通販詐欺の実態」をご紹介します。

→高齢女性狙った特殊詐欺の被害が拡大!最新装置を自治体が無償で行う理由とは?

ネット通販好きシニアに必見「ネット通販詐欺の実態」を解説!

筆者のネット通販詐欺被害・概要

ネット通販が大好きな筆者は、最近とても気に入った美容アイテムがあり、大量購入しようと思っていました。しかし、特定の店舗でしか買えないもので、そこまで行くのが面倒だったため、販売しているネット通販サイトを探すことにしました。

検索トップページにメルカリがヒットしましたが、筆者はメルカリを利用したことがなかったので、一般的なネット通販サイトを探し直しました。

そこで見つけたのが、初めて見るネット通販サイト。Yahoo!オークションのように個人が出品しているサイトでした。

普段はAmazonや楽天など大手サイトで購入する筆者。見た瞬間から怪しいと思いましたが、「小さい通販サイトもあるだろう」と思い直し、お目当ての商品の購入手続きを済ませました。

翌日、注文確認メールが届きます。メールには支払い方法と振込口座が記載されていました。

支払い方法は銀行振込。しかし、購入手続き中に支払い方法を選択した覚えがありません。筆者は普段クレジットカード払いなので、銀行振込はほとんどしないのです。そして、振込口座の名義は、なぜか中国人と思われる名前。この時点で怪しいです。

しかし、筆者は「個人が出品しているから個人名義なんだ」と思い込み、ネットバンクから振り込んでしまったのです。

注文確認メールには「ご入金完了次第入金金額と名義ご連絡いただければ幸いです。(原文ママ)」という一文があったので、素直な筆者は振込完了メールを送信。

 

1時間後、先方から意味不明なメールが届きました。

お世話になっております。
ご利用いただき、ありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが、最近キャンペーン中、注文数量急増ので、
本日支払った人数が多すぎて、送金口座が限度額になりました。
商品をご希望でしたら、新しい口座をお知らせさせていただきます。
本当に申し訳ございませんでした。
よろしくお願いします。(原文ママ)

送金口座が限度額に達したので注文は受け付けられない。よって、商品を購入したい場合は新たな口座を教えるとのこと。

全く意味がわかりません。そんなことを言われても既に筆者は振込んでいます。ですので、既に振込済みの旨を記し、証拠となる振込結果照会のスクリーンショットを添付して返信しました。

返信後、やっと「詐欺かもしれない」と思いました。そしてすぐにネット通販詐欺について調べました。

その結果、詐欺だと確信しました。ネットで見つけた記事にあった「ネット通販詐欺が疑われる特徴」に該当していたからです。

該当していた「ネット通販詐欺が疑われる特徴」

該当していたのは以下の3つです。

1、支払い方法が銀行振込のみ
2、個人口座(外国人名義の個人口座が多い)
3、極端に価格が安かった

1に関しては、注文確認メールに記載されていました。筆者は選択した覚えなし。最初から決まっていたのです。

2に関しては、前述のとおりです。

3に関しても見事に該当。通常価格の半額以下でした。この時点でやめておけば良かったのですが、やめなかったのは、商品紹介ページに「店を再開する目処がないのでお譲りする」と書いてあったからです。出品者は自身で店舗を構えている、けれど再開しないから譲ると装っていたので、ここまで安くても特に疑いませんでした。

上記以外にも、怪しい点がありました。注文確認メールが手動、通販サイト自体が陳腐なことです。しかし、筆者は「小さいサイトだからこういうこともあるだろう」「陳腐なサイトもあるよね」と思い込んでしまったのです。

その後、返信はありません。

「ネット通販詐欺」に遭ったらどうする?

ネット通販詐欺にあったらどうすればいいのでしょうか。早速調べてみると、以下の手順が書いてありました。

・警察署に被害届を提出
・送金先の金融機関に連絡

これが王道のようです。

さて、この後に筆者はどう対応したのでしょうか。次回に続きます。

▼シニアとオンラインサービスに関わる記事はこちら▼

関連記事

  1. 佐藤順一郎氏が語る❽「知らないとあとあと苦労する介護保険の話 ⑵」

  2. どれくらいの頻度?250名に聞いた「介護施設にいるシニアとの面会」

  3. 【高齢者の生き方】アクティブシニアの生き方を表す「サクセスフル・エイジング」とは?

  4. 【実感年齢白書2022発表】実際とは別に自分で感じる「実感年齢」、若い県ランクは3位大阪・2位高知、1位は?

  5. 来年はどれにする?シニアにおすすめ「2025年版手帳」をご紹介

  6. 【シニアにおすすめの街】治安の良さ抜群!穏やかな街並みが魅力「国立市」をご紹介

二地域居住するデュアラー
  1. 【大家さんの便利で頼りになる存在に】AIチャット「A…

  2. 【冬の温泉旅に】温泉好きのシニア必見!話題の『温…

  3. 【2025年の参考に】20〜80代以上200名に実施「年賀状…

  4. 【鎌倉旅におすすめ】家族で楽しむ鎌倉ホテルステイ…

  5. 【1位は納得のあれ】50歳以上のシニア女性に聞いた「…

  6. 【亡くなる前日まで投稿】シニアインフルエンサー大…

  7. 【介護の川柳コンテスト】11月11日は介護の日!最優…

  8. 【熟年夫婦は仲良し?】シニアに聞いた「夫婦仲の実…

  9. ベトナム移住、生活費のリアル。日本より安い1か月の…

  10. 【シニア女性436名に聞いた】スマホ等のデジタルデバ…

  1. 【高齢者のGoTo利用自粛】コロナ禍のお家の中(自宅…

  2. 【ダイジェスト 高齢期の住替えを考える】終の棲家に…

  3. 【ダイジェストVol.2】シニアに人気の趣味・登山編 …

  4. 【読書の秋におすすめ】高齢者(シニア)に読んで欲…

  5. 【高齢者の元気印】シニア同世代から元気をもらおう…

  6. 高齢者(シニア)におすすめオンラインサービスまとめ

  7. 【高齢者のペット事情まとめ】外出自粛中にペットを…

  8. 【シニアのペット共生】神奈川県にあるペット共生・…

  9. シニア対象”二地域居住の体験モニター募集&#82…

  10. 終活や脳トレに効果のあるシニアにおすすめ無料アプ…

【おとなの住む旅】二地域居住を実践する体験者の声

サ高住『グランドマスト江古田の杜』

私たちと一緒に働きませんか【住まいアドバイザー】

【50代のアクティブシニア歓迎】高齢者の住まい探しをサポートするアドバイザー募集!

Podcast(ポッドキャスト)記事を音声で聞く

おとなの住む旅 運営会社