二拠点生活や二地域居住のユーザーに朗報です。
『家に帰らない日は家賃がかからない』という賃貸物件が今年9月、東京・大田区でオープンしました。
コロナ禍によるテレワークの普及などで働き方が変わるなか、二拠点生活といった一つの場所に縛られない生き方を選択する人たちが増えています。
そんなニーズの拡大とともに、「帰らない日は家賃不要」の賃貸住宅がいま、都市部を中心に相次いで開設されているのです。
もっとも、家賃はなぜ不要にできるのでしょうか。
二地域居住に適した「unito京急蒲田」開業
今回の物件は、株式会社Unito(東京・千代田区、以下ユニット)が運営する「unito(ユニット)京急蒲田」(京急蒲田駅徒歩14分)です。
なぜ「帰らない日は家賃不要」にできるのでしょうか。
同社の料金システム「リレント」は、入居者が外泊する日はその部屋をホテルとして貸し出すことにより、家賃を外泊数に応じて減額するという仕組みです。
入居者はこうして浮いた家賃を充てれば、他の場所(二拠点など)で居住したり、宿泊することもできるようになります。
⇒【二拠点生活者は必見】「家に帰らない日は家賃が不要」多拠点生活者向け賃貸住宅、渋谷で今月25日オープン!
家が遠い人の都心のセカンドハウスにも
このシステムでは入居者が外泊するときは、室内の自身の所有物を鍵付きの収納に保管した後、運営スタッフが清掃をしてから部屋を貸し出す段取りです。
これなら、普通のホテルと同じように宿泊ができます。
お部屋は家具家電付きで、公共料金や通信費は家賃込みです。
そのため、オンラインで契約を済ませておけば、明日からでもすぐに入居できます。
使い方としては、移動する頻度が多い人たちの都心の拠点であったり、都心まで家が遠い人の都心のセカンドハウスなどとして利用されています。
自身の暮らしに合わせて、住む場所を身軽に変えることができるサービスと言えるでしょう。
現在、㈱ユニットが運営する物件は東京都心を中心に全国で175物件にまで広がり、これまで約1万5千人のユーザーから利用されています(今年8月時点)。
→今話題の『デュアラー』とは?『二地域居住』について詳しく解説!
帰らない日は1日4千円ずつ割引く
【unito京急蒲田の見どころ】
➊部屋の特徴
⑴新築できれい、設備も充実
2016年に完成した分譲マンションで、オートロックや宅配ボックス、フリーWi-Fiなどの設備が充実。
⑵ルーフバルコニー付きの部屋も
ルーフバルコニーが付いた部屋もあり、東京の美しい眺望を楽しむことができる。
➋施設概要
・所在地:東京都大田区西糀谷1-9-11
・アクセス:京急蒲田駅徒歩14分
・所有者:株式会社SYLA
・運営者:株式会社Unito
・募集数:3部屋
・間取り:1K
・専有面積:25.5平米
➌契約と料金
最短1ヶ月から契約可能。
【部屋番号303/305の場合】
⑴基本料金:148,000円
⑵初期登録料:80,000円
⑶デポジット費:148,000円(退去時に返金)
⑷水光熱/Wi-fi:賃料に含む
⑸共益費:賃料に含む
⑹リレント割引額:4,000円(1日帰らない度に差し引かれる料金)
この記事と画像の出典:㈱Unito 公式サイト
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