編集部インタビュー「イチイの空き家活用プロジェクト」責任者に聞く
株式会社イチイはこのほど、使わなくなった自宅の活用をサポートする「空き家活用プロジェクト」を開始しました。
今、こんな相談が増えているそうです。
「もうすぐ私たち夫婦は高齢者向け住宅に引っ越すのですが、自宅が空いてしまうことを心配しています」
こうした相談に対し同社では、立地条件なども踏まえ、空き家の活用(賃貸化)を提案しています。
このプロジェクトの責任者、丸田 康雅マネージャーに話を聞きました。
ご使用にならないご自宅は、子育て世帯に貸してみませんか?
―なぜ空き家の活用をおすすめしているのですか。
高齢者向け住宅に住み替える場合も、そのための費用や今後の生活費を家賃収入で賄うことができるからです。
また、戸建てなどを空き家にしておくのはそもそも好ましいことではありません。
放置された空き家は近所迷惑?!
―どんな不都合があるのですか。
空き家を放置していると、いくつかの問題が発生します。
よく所有者の方が気にされるのは、伸びた木の枝が塀を越えてお隣りに迷惑をかけることや、雑草が生い茂ってしまうといった問題です。
特に住宅の設備に関しては、使っていないと劣化が進んでしまいます。誰かに使ってもらう方が、現状を維持することができるんです。
空き家をイチイがお借りして入居者に貸し出すので面倒な手続きなどはありません。
毎月定額家賃をお支払いいたします。
子育て支援し、少子化をストップ!
―イチイでは子育て世帯に貸すことを推奨していますね。
小さなお子さんのいるご家庭は、集合住宅では騒音トラブルへの懸念から入居を断られることがあります。
そのため多くの親が、ドタバタと駆け回れる戸建て賃貸で子どもを伸び伸び育てたいと願っています。
使わなくなった空き家を活用することは子育てへの支援となり、少子化を食い止める一助にもなるわけです。
こうした社会的意義にご賛同いただける方々も増えてきています。
リフォーム費用を立て替えるプランも
―事業として賃貸するには、あらかじめリフォームが必要なのでしょうか。
建物・設備の状態や築年数によってケースバイケースですが、リフォーム工事を入れることが多いと思います。
賃貸住宅という商品にする(賃料をいただく)うえで最低限必要なのは、ハウスクリーニングや壁紙の張り替えなどです。浴槽が旧式の風呂釜であったり、トイレが和式の場合は取り換えることになります。
こうしたリフォーム費用を立て替えるプランがありますので、ぜひご活用ください。
□問合せ先:㈱イチイ 担当:丸田 TEL 03‐5327‐8190