シニアには近場で非日常を体験できるステイケーションが浸透しつつありますが、幅広い年代から人気を得ている旅行スタイルがワーケーションです。これまで当サイトでもご紹介してきたように、さまざまな企業や地方自治体がワーケーションを企画していますが、この度なんとあの小田急電鉄もワーケーションに参画するようです。一体どんなことをしていくのでしょうか。
日本ワーケーション協会と小田急電鉄がタッグを組むことに
2022年5月2日に小田急電鉄(株)は一般社団法人日本ワーケーション協会の連携団体として参画しました。日本ワーケーション協会は、その名のとおりワーケーションの普及活動をしている団体。ワーケーションが新しいワークスタイル、ライフスタイルの1つの選択肢として根付くことを目的に活動を行なっております。昨年から各企業が続々とワーケーションプランをリリースしていますが、今まで経験したことがない初心者にとってワーケーションはハードルが高いと感じてしまうもの。遠方でのワーケーションはハードルが高いかもしれないと同協会も感じていたといいます。
しかし、今回小田急電鉄と連携したことによって東京都・神奈川県を中心とする地域からの近いアクセス圏でのワーケーション推進が可能になります。「場所に捉われない働き方の第一歩」として、より近場で・より多くの人が・より気軽にワーケーションができるよう、さらなる普及を目指していくとのことです。
実はワーケーションに意欲的だった小田急電鉄
小田急電鉄といえば、「小児IC運賃の全区間一律50円化」や箱根フリーパス(企画乗車券)を2日間1,500円から1,100円に、3日間1,750円から1,350円に改定したことで世間を驚かせましたが、実はワーケーションにも意欲的で既に独自に取り組んでいました。それが「小田原ステイ」をワーケーションを通して提案する「小田原ワーケーション実証実験」です。ワーケーションをきっかけに小田原での新たな発見と創造の機会を増やし、地域価値創造の好循環「FIND×CREATE CYCLE」の実現を目指しています。
第1回の2022年3月1日から5月31日までは、海辺でのワークとバーベキュー体験や小田原への移住体験ができるプログラムなど小田原の魅力を感じられるリフレッシュも兼ねた楽しい企画を多数用意しています。
宿泊施設やワークプレイスはもちろんのこと、サイクリングで周遊を楽しんだり歴史巡りをしたりなどの数種類の滞在例を提案しているので、自分の好みに合ったワーケーションができますよ。
ワーケーションに興味があるものの一歩踏み出せなかった関東近郊にお住まいの方はぜひ小田原ワーケーションを楽しんでみてはいかがでしょうか。今後の日本ワーケーション協会と小田急電鉄の取り組みに注目ですね。
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