落語家 十一代目 桂 文治 氏
落語家・十一代目桂文治さんは、新桜台・江古田エリアに住んでもう9年目。
「師匠(十代目桂文治氏)の内弟子でひばりが丘に5年、二つ目になってから保谷に16年住んでいました。
師匠に何かあったらすぐに集まれるようにと、自転車で行ける距離にしたんです。亡くなった後もこの辺りから出ようとは思いませんでした。」
自然が好きなので、緑を見るとホッとします
上京して初めて住んだこともあり、西武線沿線は安心するとのこと。
緑豊かであるのも、住み続ける理由のひとつ。
「緑が多くていいですよね。自然が好きなので、緑を見るとホッとします」。
生まれ育ったのは日本の“USA”こと大分県宇佐市。
日本の滝百選に選ばれた東椎屋の滝や、九州百名山のひとつ鹿嵐山など壮大な自然に囲まれています。
休日の楽しみは、自転車散策で自然と触れ合うこと。
「今年の春は、氷川台の川沿いで花見しました。川に桜の花びらが落ちてできた花筏がきれいで、木の幹から咲く花を見ては『あぁ、すごいな』って。今まで花を愛でようと思わなかったけど、今年は堪能できました。」
桜の名所で有名な「高稲荷公園」は散策の休憩場所。子どもたちの遊ぶ姿を見ながらお茶を飲んで一服。心安らぐひとときです。
多方面へスムーズにアクセスできるので、寄席へ向かうのに大助かり
交通の便の良さもこのエリアの魅力。
多方面へスムーズにアクセスできるので、寄席へ向かうのに大助かり。
「新桜台からは『新宿末廣亭』(新宿三丁目)や『横浜にぎわい座』(横浜)、『国立演芸場』(永田町)まで一本。僕のために造ってくれたみたい(笑)。『池袋演芸場』(池袋)も江古田から行けて便利ですね」。
バス便も豊富で、新桜台から高円寺へ約10分、王子までは約20分。
「中央線沿線で仕事がある時はバスを使います。バスが好きなんですよ。ネタをさらったりぼーっとしたり。窓からいろんな人の姿が見えて、参考になりますね。」