親が心配だけど海外も諦めない。ふつうの働き世代で実現した、日本・タイの二拠点生活

海外での暮らしに憧れつつも、実家の親の今後を考えると足が止まってしまう、という声をよく聞きます。
そもそも「海外との二拠点なんてお金がかかりすぎる」と思われがちですが、働き方とコストのバランス次第で、一般の働き世代でも実現できます。

本記事では、日本の物価高を踏まえた現実的な費用設計と、親のサポートを両立させる仕組みを紹介します。
無理のない予算で国内外に拠点を持つ、具体的な策をみていきましょう。

日本の物価高を逆手に取るコストの分散

海外との往復はお金がかかるイメージがありますが、現在の日本も生活費や光熱費が高騰しており、国内だけに留まることが必ずしも節約とは言えなくなっています。
そこでまず考えてみたいのが、下記2つの方法です。

①トータルの生活費を平準化する考え方
日本で普通に暮らしていても、毎月の家賃や食費、高い光熱費は容赦なくかかります。
それならば、日本側の住まいを少しコンパクトに抑えて実家近くに借り、生活コストの安いタイと組み合わせる。
これにより、全体の支出をトントン・あるいは工夫次第で日本一拠点より抑えることも可能です。

②タイの優れたコストパフォーマンスの活用
タイ在住の筆者から見ても、こちらのコンドミニアムはプールやジム付きでも日本の都心よりずっと手頃な家賃で借りることができます。
屋台やローカル市場での食事をうまく取り入れれば、食費も大幅にセーブできるため、日本で普通に生活している分の予算をスライドさせる感覚で二拠点生活が成り立ちます。

これらのことから、国内外に家を持つことを贅沢と捉えるのではなく、生活費の高い日本と物価を抑えられる海外を掛け合わせて、全体の支出を最適化するリスクヘッジとして捉えるのも、現代ならではの策ではないでしょうか。

場所を選ばない働き方で収入を維持する

国内外の拠点をシームレスに行き来し、生活を安定させるためには、リモートワークの活用が最大の武器になります。
そのために必要な準備・収入維持のコツは以下です。

・パソコン一つでどこでも働ける環境の構築
職種を完全に変えなくても、現在の仕事を一部リモート化したり、場所を選ばない業務にシフトしたりすることで、国境を越えた移動が可能になります。
数ヶ月はタイの快適な環境で仕事に集中し、日本の梅雨時や親のサポートが必要な時期だけ日本に戻って実家近くで作業する、という柔軟なスタイルが選べます。

・時差の少なさを活かしたスムーズな業務
タイと日本の時差はわずか2時間のため、日本のビジネスアワーに完全に合わせて動くことができ、クライアントとのやり取りにも支障が出ません。
実際に私の周りでも、普通の会社員やフリーランスの働き世代が、時差のストレスなく日本から収入を得ながら、親の見守りと海外生活を両立させています。

このように、リモートワークという武器をフルに活かしてどこからでも稼げる仕組みを作ることが、特別な資産家でなくても二拠点生活を長続きさせるための重要なポイントです。

将来の安心をプロに託す賢い仕組み

日本側に構える拠点は、いざという時に駆けつける場所であると同時に、海外にいる間も機能する場所にしておく必要があります。

理想は、管理の手間を減らす上質な住環境。
実家近くに構える日本側の拠点を、管理が手厚くセキュリティのしっかりした物件にしておくことで、タイ在住時に部屋を空けるというリスクを減らすことができます。

そして、将来的に親を呼び寄せられるようなバリアフリー構造物件や、プロの手を借りられるシニア向け賃貸マンション。
こうした住まいを選択肢として視野に入れておくことは、先々の介護負担を減らす先行投資になります。

どちらも諦めない選択肢から見えてくる暮らし方がある

親のこれからを思う優しさは大切ですが、それによって自分のやりたいことを諦めてしまうと、どこかで歪みが生まれてしまいます。
今の日本でかかる生活費を賢く分散させ、タイの利点を活かしながら、いつでも親の元へ戻れる距離を維持する。
こうした身の丈に合った二拠点生活を選択することが、親にとっても生き生き暮らす子の姿を見続けられる、一番の安心に繋がるはずです。

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