【実際どうなの?】584人のシニア女性に聞いた「敬老の日」に思うこと

9月16日は敬老の日。子世帯にお祝いされる予定があるシニアもいるのではないでしょうか。世間のシニアは敬老の日についてどのように思っているのでしょうか。

女性誌「ハルメク」をグループで発行する(株)ハルメクホールディングスの「ハルメク 生きかた上手研究所」は、50~88歳のハルトモの女性584名を対象に「敬老の日に関する意識・実態調査」をWEBアンケートにて実施しました。敬老の日に対するシニア世代のリアルな思いを見てみましょう。

→ハルメクが実施した調査に関する記事はこちらから

50歳から88歳のシニア女性に聞いた「敬老の日」について

今回の調査では、初めて敬老の日を祝われた年齢の平均は63.1歳でした。前回(2021年)調査時より2~3歳アップしています。また、敬老の日を祝われる対象年齢イメージの平均は73.7歳で、実際に祝われている年齢より10歳以上高く、前回調査時より3.0歳アップしています。

「シニア・高齢者」は何歳以上を指すかを平均すると72.7歳となり、「敬老の日を祝われる対象年齢イメージ」の平均73.7歳と近似していました。また、「何歳くらいまで生きたいと思うか」を平均すると85.7歳で、女性の平均寿命(87.1歳)と近い結果となりました。

「敬老の日」にお祝いされた有無について

今まで敬老の日に祝われた経験があるのがどうかを聞いたところ「ある」と回答した人は2021年の調査はで27.3%、今回の調査では13.0%といずれも少数でした。

シニア女性が考える「敬老の日」とはどんな日?

 

次に、「あなたにとって敬老の日はどんな日か」を自由回答で答えてもらい、コード化して集計しました。その結果、最も高かったのは「普段の日」で半数以上、次いで「目上の人(父母を含む高齢者)が対象の日」30.1%、「自分が対象の日」は11.1%でした。

それぞれの回答に寄せられたコメントは以下のとおりです。

【普段の日】
・連休(56歳)
・シルバーウィークで旅行する日(66歳)
・自分が老人と思っていないし、息子も思っていないので、自分にはあまり関わりのないこと(71歳)
【目上の人が対象の日】
・長寿を寿ぐ日。両親(夫の親も)に感謝する日。自分にはまだ当てはまらない(56歳)
・長生きのお年寄りの数を知ると共に、元気なお年寄りの活躍ぶりを知って良い刺激を頂く日(57歳)
【自分が対象の日】
・長い間、頑張って生きてきました、を確認する日(64歳)
・身体のメンテナンスを考える日(74歳)
【その他】
・孫が小さいので自分が労られるという事がまだありません。親もみんな亡くなっているので普段と変わらない日ですが、夫婦で美味しい物を食べようという日にしている(65歳)
・お祝いされたくない日(68歳)

シニア女性は「敬老の日」にお祝いされたいのか

では、シニア女性は敬老の日にお祝いされたいと思っているのでしょうか。「敬老の日にお祝いされたい」(お祝いされたい+まあお祝いされたい)は2021年18.3%、2024年は15.2%で3ポイント減でした。逆に「お祝いされたくない」(あまりお祝いされたくない+お祝いされたくない)は40.0%から43.3%と3ポイント増となりました。

「お祝いされたくない(お祝いされたくない+あまりお祝いされたくない+どちらともいえない)」理由を尋ねると「祝われる年齢ではないと思うから」「老人扱いされているように感じるから」「敬老の日を祝う習慣がないから」が高く、いずれも前回よりやや増でした。

それでは、敬老の日に予定がある人はどのような予定があるのでしょうか。「今年の敬老の日にお祝いをする予定がある」(2021年は「昨年お祝いした人」も含む)と答えた人に内容を聞いたところ、最も高いのは「プレゼントを渡す(郵送を含む)」、次いで「一緒に家で食事をする」「直接会って話をする」でした。「一緒に家で食事をする」「直接会って話をする」は前回と比べて増えた一方、「プレゼントを渡す(郵送を含む)」「テレビ電話で話をする」は前回より5ポイント以上減少していました。また、全体として「直接会ってお祝いする」傾向が前回より高まっています。

以上、シニア女性に聞いた「敬老の日に関する意識・実態調査」でした。どのような予定であれ、全てのシニアにとって良い1日となりますように!

▼シニアとイベントに関わる記事はこちら▼

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