
地方への移住や住み替えを検討する際、「住まいの確保」は大きな課題のひとつです。
特に住宅ローンの負担や将来設計に不安を感じる方にとって、新しい選択肢が注目されています。
静岡県川根本町では、一定期間賃貸として暮らした後に住宅を取得できる「譲渡付き賃貸住宅」の入居募集が2026年4月23日より開始されます。
本記事では、その仕組みと特徴をわかりやすくご紹介します。
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7年後にマイホームへつながる「譲渡付き賃貸住宅」とは

今回募集が始まる住宅は、一定期間は賃貸として暮らし、その契約期間が満了すると住宅の所有権が入居者に移る仕組みです。
いわゆる「Rent to Own(レント・トゥ・オウン)」と呼ばれる形式で、住宅ローンを利用せずに住み始められる点が特徴です。
一般的な賃貸では家賃は居住費として支払われますが、この仕組みでは「住み続けること自体」が将来的な住まいの取得につながります。
移住を検討している方にとって、住みながら地域との相性を確かめられる点も重要なポイントです。
なぜこの取り組みが始まったのか
静岡県川根本町では、人口減少や高齢化の進行に伴い空き家が増加しています。
実際に、2020年には506戸だった空き家が、2024年には643戸へと増加しています。
一方で、移住希望者にとって「すぐに住める賃貸住宅」は限られており、住まいの確保が課題となっていました。
こうした背景から、空き家を再生し、住み始めやすい形で提供する取り組みとして今回の制度が導入されています。
単なる賃貸提供にとどまらず、最終的な定住までを見据えた仕組みとして位置付けられています。
■月額65,000円の賃料で7年間(84か月)住み続けることで、契約満了後に住宅の所有権が無償で譲渡
■途中での退去も可能 ※1か月前の申し出で解約
■火災保険や設備関連の費用など、一部は別途負担が必要
この住まい方の特徴

この制度の特徴は、従来の「借りる」か「買う」かという二択ではなく、その中間に位置する住まい方である点です。
まず賃貸として生活をスタートし、地域環境や生活スタイルとの相性を見ながら、将来的には持ち家として定住できる仕組みになっています。
また、入居者自身でDIYやリフォームが可能で、契約満了時の原状回復も原則不要とされています。住まいを自分の暮らしに合わせて整えていける点も特徴のひとつです。
ペットの飼育も可能で、条件に応じて家賃補助制度の対象となる場合があります。
さらに、契約期間を待たずに途中で買い取る制度も用意されています(別途条件あり)。
■所在地:静岡県榛原郡川根本町上長尾
■アクセス:町営バス「上長尾集会所前」から徒歩8分
■建物:1988年築 木造2階建
■延床面積:132.45㎡
■備考:駐車スペースあり
「譲渡付き賃貸住宅」は移住や住み替えを検討する方にとって選択肢のひとつ
住宅ローンを組まずに住み始め、将来的に持ち家として取得できる「譲渡付き賃貸住宅」は、移住や住み替えを検討する方にとって現実的な選択肢のひとつです。
特にシニア世代にとっては、初期費用や将来の資金計画の負担を抑えながら新生活をスタートできる点にメリットがあります。
川根本町で始まるこの取り組みは、空き家の活用と移住促進の両面から注目される事例です。今後の住まい選びの参考として、一度検討してみる価値がある制度といえるでしょう。
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